「農業の楽しさを知った」
朝刊の地方欄にこんな見出しがあった。
記事には隣町の某高等学校の生徒が、コロナの関係で部活がなく、その時間を使って学校かどこかの敷地で野菜を栽培したとあるようだった。(きちんと読んではいない)
それを見て(読んではいない)たとえば文化祭で模擬店をやったら「飲食業の楽しさを知った」という記事になり得るのだろうか、などと考えた。
さらにはぜひうちに来て、毎日何時間も枝豆のもぎりを体験してもらいたいものだ、などと考えたりもした。
午前、枝豆のもぎり。
午後、草刈り。それから白ネギに液肥散布。
夕方、近所のスーパーマーケットにお酒を買いに行ったら、同級生がいた。
「僕は、身も心もぼろぼろ」
と彼は言う。
「還暦前だから気をつけんとね」
と私は言う。
10年ぶりぐらいに毎日ブログを書こうとしているのだけど、10年前は50歳になる前で若いし身の回りの変化も多かった。
そして、今は60前。
変化もない。
だとすれば、私はこれからじいさんブログを書き続けることになるのかもしれない。
同級生の言葉の真意やその実情については知らないし、こちらとしてはぼろぼろでもないのだけど(ぼろぼろのぼぐらいか)、なんだかその言葉が身にしみる今夜ではあった。
だから、もう寝る。(じいさんブログだからこればっかり)