bunbunの記

カテゴリー クラブB&J、活動の様態、私的な事々、非日常的な、奇妙な偶然、その他

11月15日(日)

農協の集荷場に白ネギの箱を下ろし、その足で広島市へ。

 

2日前にジャーナリスト津田大介氏の「ポリタスTV」というネット番組で、今回の企画展が1時間近い長さで紹介されていたのを観て行くことにした。

 

インターチェンジのバス停で自家用車から高速バスに乗り換え、11時30分に目的地へ到着。

 

市営基町高層アパートの横はもう何十回と車で走っているのだけど、その敷地内へ入るのは初めてのことであって、その中心部にショッピングセンター(商店街)があることもこれまでは当然知らなかった。

 

まずは、そのショッピングセンターの空き店舗を使用したAlternative Space COREでの展示会「カナリアがさえずりを止めるとき《証言者》」を観る。

 

その会場で企画者の1人と思われるKさんと少し会話。

 

この企画展のこと、基町高層アパートのこと、平和公園を核としたこの地域の成り立ちのこと、などを教えてもらう。

 

その後は「日本の集合住宅史に残る大作であると同時に、都市計画の教科書にも掲載されている」(arch-hiroshima)高層アパートを最上階まで上り、ショッピングセンターに戻ってお好み焼き屋で昼食。

 

連なる高層アパートの広い敷地を出るとすぐに中央公園があって、その公園内の広場ではサッカーの試合が行われていたので立ち寄ってみたのだけど、その試合をしている人たちやそれを見学している人たち数十人がすべて外国人らしいことに驚く。(中東系?)

 

Kさんに高層アパートの入居者に占める外国人の割合が多くなっている話を聞いたばかりで、その直後に現実として形作られている外国人のコミュニティを目にすることになった。

 

それからバスで郊外にある広島市立大学へ移動して、(こちらが今回の企画展の主会場なのだろう)芸術学部の建物の一室での「カナリアがさえずりを止めるとき《証言者》」を観る。

 

『流動する社会にとって命綱ともいえるカナリアが、そのさえずりを止めるときが来ないように、私たちは作品に潜む多様な声に耳を傾け、歪んだ社会構造を改めて考察する必要があると考えます。私たちが一つの絶対的な正しさのない世界と共生し、開かれた社会へ近づくために、展示やシンポジウムを通し多様な意見が唱え合える場を探求します。』(展示概要より)