26年ぶりに中学と高校が一緒だった同級生に会いました。
大学の4年の冬だったのか、東京で学生生活を送っている高校の同級生4人が集まりました。
彼に会うのは、そのときの新宿の居酒屋での夜以来だと思います。
大学を卒業すると、私は郷里に帰り、彼は東京で就職しました。
お通夜には参列できなかったので、お悔やみを言うために早めにお寺に行きました。
お寺の門の前で彼と話しをしました。
いつの間に、この26年間は過ぎていったのでしょうか。
「うちの子は高3になった」
そう言った自分の言葉のみが、あの新宿の夜から今日までの時間の経過を、具体的な事実として示しているように感じました。