bunbunの記

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クラブ

 

小2:5人、小5:3人、小6:5人、計13人。

 

すぐにバスケのゲームが始まって、1時間ばかり続きました。

 

小2の男の子の2人は、同じコートのなかでサッカーをしていたのですが、やがてそのうちの1人はサッカーをやめてバスケの方に合流しました。

 

フットサルの教室に通っているらしいその2人は、これまでもこのクラブではほとんどサッカーばかりをしていました。

 

取り残された男の子は、バスケには入らずに1人でボールをけったり、バスケのゲームを見たりしていました。

 

ときおり、「サッカーしようや」と声をかけたりしていましたが、みんなバスケに夢中で、ほとんど相手にされずに時間が過ぎて行きました。

 

そんな状況が30分以上続きました。

 

そんな状況を少し変化させたのは、最初からバスケのゲームに参加していた小2の男の子と、ネットの向こうで行われているスポ小野球の練習でした。

 

そのときには、スポ小は寝転がった状態から立ち上がってダッシュをする練習をしていました。

 

なにがきっかけだったのか、1人取り残されるようにして過ごしていたその男の子と、同い年の男の子とがスポ小の真似をしてダッシュを始めました。

 

バスケのゲームが続いている周りを2人は走りました。

 

それから、バスケのゲームからも1人、2人と抜けて行ったので、ここでみんなを集めて、年末年始のクラブの予定表を配りました。

 

その後は、ドッジボールが始まりました。

 

今度は、さっきまで1人で過ごしていた男の子はすぐに「僕もやる」と言ってドッジボールに加わりました。

 

ドッジボールはしばらく続きました。

 

男子対女子のゲームでした。

 

女子のコートに小2の子が1人残りました。

 

小6の男の子が投げたボールが女の子の頭に当たって勝負がつきました。

 

当てられた女の子は、立ったまま泣き出したようでした。

 

とても柔らかいボールなのですが、比較的近い距離から強く投げられたのでショックだったのでしょう。

 

泣き出した小2の女の子を、小6の女の子が抱きしめました。

 

それから、別の小6の女の子も同じことをしました。

 

さらに、別の小6の女の子は小2の子を抱きかかえて高く持ち上げました。

 

この役割は、たとえ私が女性であったとしても、家庭での母親としてならともかく、ここではできるものではないと思いました。

 

それは(この場においては)小6の女の子たちにしかできない役割なのだ、と思いました。