小２：１人、小３：４人、小４：１人、小６：３人、中１：４人、中３：２人、それから大人も。
有難いことである。
連休中でもこうやって来てくれる。
みんなを集めて「むずかしことはみんなできるようになって」と話してからクラブを始めたが、低学年の男の子たちはそのまま玄関横の跳び箱のところへ行ってしまう。
「クラブのみんながよくなるためには、君たちみんなの力も必要だからね」と、私も跳び箱のところに行って、それだけを話す。
それは本当のことだから、本当のこととして話すことができる。
「君たちみんなの力が必要なんだ」
それからの１時間。
小６～中３の男の子たちはバスケのゲームをし、低学年の男の子たちはそれぞれがボールを持ってぶつけ合うような駆け回るようなことを夢中になってずっと続けていた。
小６と中１の女の子はバスケをしたりバレーをしたりフラフープをしたりしていた。
そして、ある中１の男の子はバスケットボールを持って（ゲームには加わらず）、バスケのゲームを見ていた。
バスケのゲームを見ながら、ときにはシュートをしたりしていた。
ゲームに加わらないことには、何かの理由があったのかもしれない。
でも、そこになにの問題があろうか。
うれしそうにゲームを見ながら、そして思いだしたようにシュートをしたりしている彼の様子が印象的だった。
そんな彼を含めたみんなの力が必要であるクラブであった。
