1年ぶり、3回目のフルマラソンの大会です。
数名の知り合いが参加することは知っていたけど、2600名もの参加者なのでスタート会場ではその誰とも会うことはできませんでした。
スタートから少し走ったところで、あるランナーが声を掛けてきました。
誰かと思えば、それは去年の秋の島根顔マラソン(参加者8名)で知り合ったSさんです。
それから、しばらく走ったところで、また後ろから私を呼ぶ声が聞こえました。
これまた誰かと思えば、それは数日前のこのブログに書いた(世田谷を訪ね歩いた)保育園長のAさんです。
Aさんとは少しの間、一緒に走りながらお互いのこれからのことを話しました。
私も彼も、どうなっていくかは分からないながらも、それぞれにあるプランをもっていました。
20キロを過ぎた辺りで、さらに声を掛けられました。
今度は知らない人です。
「ビーサン、痛くないですか?」
「痛くないですよ」
「去年9月に(協会主催の)100キロマラソンを途中までビーサンで走ったのは私ですよ」
「知ってます。ブログも見ました。残りのラン、がんばりましょう!」
・・・ということで、この大会でも100均のビーチサンダルで走りました。
20キロぐらいまでは、けっこう快調に走れました。
でも、25キロあたりから両足のふくらはぎあたりがぴくぴくと痙攣し始めました。
これは初めてのことです。
こういうときには何もしないことが必要だと思っています。
下手な手出しは禁物です。
走り続けながら、生じていることをそっと見守るのです。
そうすると状況が変化していきます。
おそらく、そこで筋肉を伸ばしたりして、起こっていることをとめようとすると、状況が固定され、さらには悪化していくのだと思います。
私はひとつだけあることをしました。
ビーチサンダルを脱いだのです。
痙攣を始めた脚ではタイムは望めないし、そうであれば裸足になって残り10キロのランニングを身体全体で楽しもうと思ったのです。
(走る前からそれは考えてもいたことですけど、脚の不調がなかったらしなかったかもしれません)
記録は4時間20分。
なんとか無事に完走することができました。