bunbunの記

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遠い記憶 / 小さな声

 

遠い記憶

 

私は中国山地の山々に囲まれた盆地に暮らしています。

 

この盆地の東の端にある家から、西の端にある私の家に女房は嫁いできました。

 

私の家からは、女房の母親の実家を見ることができます。

 

昨夜女房が、祖父母の家(女房の母親の実家のことです)にKさんが下宿していたと思うと言いました。

 

今日、職場に仕事をしようと思って行くと、そのKさんがいました。(私の職場は救急病院ですから休みの日でも一般の人がいたりするのです)

 

下宿のことを聞くと、Kさんは高校生の3年間、冬になるとその家に下宿していたと言いました。

 

帰ってから女房にその話しをしました。

 

女房は、その記憶は自分が小学2~3年生のころのことだろうと言いました。

 

そのころは何度か、週末になるとバスにのって祖父母の家に一人で泊まりに行っていて、そこにはそのKさんがいたと思うと言いました。

 

それがKさんだと思うのは、大人になって祖父母か母親から聞いたからなのかも知れないと言いました。

 

病院でKさんは言いました。

 

冬になるとその家に下宿していた。

 

隣村の女の子と二人で下宿した。

 

当時は、男の子は食事付きの下宿で、女の子は自炊だった・・・。

 

ちょうどそのころこの私は、その家のすぐ近くの小学生だった・・・

 

遠い記憶・・・

 

小さな声

 

この数日の間にどなたかが、次年度に引き渡す教室を子ども達が隅々まできれいに掃除したと書かれていたブログを読んだはずだと、いろいろ訪ねてみるのですが、行き着くことができませんでした。

 

夢で見たのでしょうか。

 

これから書くことのために、練習日誌を開いてみました。

 

4年間通っていたバスケクラブの最後の1年間に書いた記録はノート1冊分にわたっていました。

 

5月23日

 

上級生のチームは休みで、低学年だけでの練習。

 

(『学び合い』に出会い、『学び合い』による練習を始めて2ヶ月が経とうとするころです。私と子どもたち6人ほどで体育館を独占しました)

 

M男はかぶれで休み。T男は練習がないと思ったようで休み。T女が体験入部。

 

(私)「今日の練習は、これからの練習で私がいないときでも、自分たちでできるかどうかを見る」などと話し、練習を始める。(それでは皆さん始めてください)

 

H女がスリッパを履いてふざけているので、みんなを集める。

 

(D男)「コーチがいないときは、ほかのコーチに指導してもらったほうがいい」

 

そのことについて相談させる。

 

(O女)「じゃんけんで決めよう」

 

(私)「じゃんけんで決める理由は?」

 

多数決になり、「ほかのコーチに」が2、「そうでない」が4ばかり。

 

(ほかのコーチにのD男)「コーチに習ったほうが上手になるし、自分達だけでは怠けるから」

 

(そうでないのS女)「大人になってこういう状態になったとき、自分たちで考えることができるから」

 

2時間の練習時間が終わろうとする頃にみんなを集めて、「モップ掛けをしよう」と言う。

 

そのころには保護者が何人か迎えに来ている。

 

モップ掛けがすむとモップから落としたホコリを箒で集め、箒についたホコリを手でとってきれいにしている。

 

T女は体育館の壁にそって箒ではいている。

 

モップ掛けが終わったO女とS女は、T女のところへ行き、体育館を半分に仕切るためのネットの束を持ち上げて、その下をT女にはかせる。

 

その念入りな掃除は10分ぐらいかかって終わる。

 

掃除が終わり、私と低学年の6人ばかりは広い体育館の真ん中に集まる。

 

みんな照れくさそうで元気なし。

 

(私)「ちいさな声でやろうか」

 

(H女)「〇〇ー」

 

(みんな)「ファイ、ファイ、ファイ」

 

(小さな声での終わりの掛け声でした)