bunbunの記

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お花見

 

朝10時ごろ自転車に乗って家を出ました。

 

途中のお店で飲み物と食べ物を買いました。

 

私の職場である病院へ行き1時間ばかり仕事をしました。

 

それから病院を出て近くの高台にある高校の農場へ行きました。

 

その農場の土手にある桜の木の下で一人お花見をしました。

 

以前この農場には叔父が勤めていました。

 

私は子どもの頃から何度もここに遊びに来ました。

 

大学生の夏休みにはここでアルバイトもしました。

 

そしてその叔父は10年ほど前にいなくなりました。

 

農場で20分ぐらい過ごしてから家路につきました。

 

盆地の山側を横断する道を帰ろうとさらに坂を上って行きました。

 

少し上ると道端にマイクロバスや普通車がとまっているのが見えました。

 

その先には10人程度の人影も見えました。

 

家がまばらに点在するこのような場所には不釣合いな光景でした。

 

近くまでいくと中学校バスケ部の保護者会長が座り込んで顔をしかめていました。

 

道端に集まっている人のなかには2年前まで病院で上司だった私の先輩もいました。

 

「〇〇さん」と私の名を呼ぶ声の方を見ると赤いTシャツを着た職場の後輩が立っていました。

 

その後ろには3月まで病院の薬剤師だった女性が子どもを連れていました。

 

そこは、この地域で毎年この時期に行われている駅伝大会の中継地点。

 

そして、私がさっき上ってきた道に交わる別の坂道をこちらに向かって走っていた人は、息子がこの間まで所属していた中学校のバスケ部の先生でした。

 

タスキを渡してしゃがみ込んだその先生は、私の「先生、どべ?どべ?(どべとはびりのこと)」とのことばに応えられる状態ではありませんでした。

 

顔を上げると赤いTシャツを着た後輩の、さらに続く坂道を駆け上って行く姿が見えました。

 

・・・お花見はするものですね。