今日の引用
「お前、京都を見て来たか。京都と奈良はどこが違う。京都と奈良の寺の違いを言ってみろ」
「・・・」
「京都の寺は下駄を脱いで入るだろう。奈良の寺は下駄を脱がないでも中に入れるだろう」
学問用語を言う者はいくらでもいる。高床文化圏だと話すこともできる。(中略)それは体験しておかないと分からない。下駄を脱ぐのにお前は大変苦労したろう。京都で一々靴を脱いで下駄箱に入れて上がるのを、そのことをちっとも考えていない。仏像だとか、重要文化財を見るのに熱中しているだけであって、足元を見ていない。日常の行動を見ていない。日常の毎日やっている行動を、お前は見ていない。そういうのは文化を見ているとは言えない。京都を見たとは言えない、とそう言われました。
(師は民俗学の宮本常一、弟子は20年近く前に隣町に帰郷され、私が社会教育行政を担当していたころにお世話になったこともあるY氏です)
何事もどうなっていくかはわかりませんね
今日はコミュニティーについて何か書けるかなと思っていました。
そう思いながらパソコンの前に座ってみなさんのブログを拝見していました。
ybhdv7さんのブログにコメントされていたhx178gmk2さんの言われていることがやけに響いたので、それに対してコメントを投稿しました。
「考えている姿を見せ、考えていることを公開していくこと(hx178gmk2)」
その直後に携帯が鳴りました。
私の同級生からでした。
「地元にいる人間で、かって(そして今も)音楽をやっていた人に、今度の金曜日の夜に集まらないかと声をかけているけど、どう?」
「行きます、行きます(去年買った8万円のヤマハのギターを抱えて)、一人でやってるだけじゃダメだからね・・・」