bunbunの記

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こころざし

 

午後からは半夏祭(はんげさい)の田植ばやし。

 

小学校の校庭に大人と地元の小学生全員(約100名)が集合する。

 

校庭で、ある子どもが「今日はクラブある?」というので、心配になって別の子にも聞いてみる。

 

「えー、今日はないの」

 

「この間配った紙(クラブ通信)に予定を書いてただろう」

 

「あ、そう。いつも感覚で行っているから。それよりも、この太鼓の紐ってどうしたらいいの?」

 

「わかったよ、結んでやるよ」

 

小学校の校庭で一難城(いちなんじょう)やってから、全員がお囃子とともにお宮へ向かう。

 

太鼓を叩きながら、小学生の行列からクラブ員を見つけては、今日は休みだからな、と告げる。

 

(紙で伝えるだけではダメなんですね)

 

ある男の子が隣の子を意識してなのか、「大人のクラブなんだよね」と私に言う。

 

(いえ、違います。あなたは子どもです。大人のクラブではなく、大人になるためのクラブですと太鼓を叩き続けながら思ったりする)

 

今年は、幸い雨が降らず、お宮での田植ばやしの奉納。

 

10年ぐらい前までは、自分が田植ばやしの一員となることなど思いもしなかったけれど、いつの間にかこの場にいて太鼓を叩いている。

 

途中、90歳ぐらいの腰の曲がったお年寄りがやってきて、私の隣に座って太鼓を叩き始める。

 

年々田植ばやしをやることが楽しくなる。

 

でも、子ども達は一部の子を除いて、撥を持った手だけを動かす棒立ち状態。

 

10年ぐらい前に聞いたことだけど、子ども達は「たうえばやし」ではなく「じごくばやし」と言っているとのこと(長くて、暑くて、退屈だから)。

 

夕方から私のちいさな集落で、子どもと大人とでご苦労さん会。

 

ある小学生の父親に話す。

 

「子ども達みんなが(当然大人も)生き生きとやっている田植ばやしにしたいよね」と。