小1女子:2人、小4女子:1人、小5女子:2人、中1男子:1人、中3男子:1人、の計7人。
小1と小5の4人の女の子が、縄跳びの縄を使って長縄跳びの小さいのをやり始めました。
中3の男の子も跳んでいました。
小1の女の子二人の内、一人は回っている縄に入って跳べるのですが、もう一人は上手く入ることができません。
みんなが10回跳べる、を目標にしましたが、10分もするとあきらめて他のことを始めました。
小4の女の子が来て、6人になりました。
6人はひっついたり離れたりしながら、よくしゃべり、よく動き、よく笑っていました。
遅れて中1の男の子がやって来て、一人でサッカーを始めました。
終了10分前ごろに、長縄跳び(の小さいの)をやってもらいました。
跳ぶことができない小1の女の子が何度も挑戦しました。
なんとか1回は跳べるようになりましたが2回は跳べませんでした。
縄をまわしている小5の女の子たちが、こうすれば、ああすれば、と言っていました。
中3の男の子が、「リズムがわるいんだから」などと、ちゃちゃを入れていました。(これも二人の関係性によるものであるからこそ・・・)
他の子に気をとられているときに、視野の縁の方で2~3回跳んでいる姿を見たように思いました。
「ごめん、ごめん、ちょうど見てなかった」と私は言いました。
そして、その次の挑戦で、その子は10回連続して跳びました。
『学び合い』を始めて2年半になりますが、できなかったことが、できるようになる瞬間に初めて立ち会うことができました(このようなはっきりしたものに)。
「今日は子どもたちは有能だということが少し分かったなあ」(私)
「有能ってことがいまひとつ分からないのよね」(小5女子:A)
「そこが分からないとだめよ」(小5女子:B)
今日の小4と小5の3人は、2年半前に一緒に『学び合い』を始めた子たちです。
そういえば、小1の女の子が長縄跳びに挑戦して、目標を達成しているときに、もう一人の小1の女の子は、中1の男の子とサッカーのパスを始めていました。
これもまた良い景色でした。