bunbunの記

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ゆるやかなつながり

 

公民館で行われたストーリーテリングの会へ行く。

 

1本のろうそくに火が灯され、最初の人の物語りが始まる。

 

5番目の人の語りが終わり休憩時間になったので帰宅する。

 

夕方、妻が帰宅・・・

 

「テラブレーション(*)と言って、毎年この時期になると世界中のいろんな場所で、ストーリーテリングをしている人たちが集まって物語りをする催しをやるのよ」

 

「今日の人たちはどこから来てたの?」

 

「県内のO市、U市、O町、それからM市のグループの人たち。それからG市から市の図書館のチラシを見て来たという人もいたよ」

 

「それぞれのストーリーテリングのグループを取りまとめる、上部組織なんかはあるの?」

 

「日本では東京子ども図書館が中心的な存在だけど、でもどのグループもそこに所属しているということではないし、県内でもそれぞれのグループをまとめる組織なんてないよ」

 

「M市やI市なんかのグループの人はなんで来なかったの?」

 

「それぞれ都合があって来なかったみたい」

 

「来年のこの催しはどこでやるの?」

 

「今日、M市に決まったよ」

 

「どうやって決めるんだい」

 

「去年、ここのグループに決まったときもそうだけど、会の最後に、そちらでやらない?、じゃあやろうか、って感じで決まるの」

 

「ろうそくに火をつけてお話しをするのはどこでもやってることなの?」

 

「さあ、決まりはないけど、いい雰囲気になるからどこもやってるんじゃないの。お話しが終わった後に火を消してもらうんだけど、子どもも喜んで消すよ」

 

「子どもが消すんだ?」

 

「子どもとは限らないけど、その月の誕生日の人とかが消すの。炎が消えると物語の世界から現実の世界に戻るということらしいよ」

 

(*)テラブレーション(tellabration):telling(語り)とcelebration(祝宴)の合成語