今から20年近く昔、新聞社の社員が駅伝大会を新たに始めるための依頼に、町の教育委員会を訪ねて来たような記憶がある。
その翌年から始まったはずの、中学生から社会人までの走者で行われる、県内の市町村対抗の駅伝大会。
なにかと時代に乗り遅れている(らしい)県西部を盛り立てるために始まったもの(だったと思う)。
当時教育委員会に所属していた私は2~3回、選手のお手伝いに行ったことがある。
今日は、その駅伝に参加する息子を乗せて、町役場へ行く。
息子は控え選手で、走る予定はない。
選手と、お世話をしていただく町の体育協会の役員と、見送る保護者による、ささやかな壮行式が役場の玄関で行われる。
紹介された選手が一言ずつ話す。
息子は、「もし、だれかが走れないようになったら、自分ががんばって走ります」と挑発的なことを言う。
親としてはこれが聞けただけで満足。
壮行式会場で、先日のポンタ・ライブを中心的にお膳立てをしたひとが私に言った。
「次は、3月31日に決まった」
ポンタさんと同等か、またはそれ以上に有名なピアニストとともに、再びポンタさんが当町へやって来ることが決まったとのこと。