病院での日直。
インフルエンザも峠を越したのか、かなりひま。
高村薫の「太陽を曳く馬」を読み終える。
この小説の3分の2は何を言っているのかよく分からなかった。
でも、とても面白かった。
分からなくても面白ということはある。
夕方帰宅すると、女房が、駅伝大会の打ち上げをしている息子を迎えに行けと言う。
場所は、先日のライブのポンタさんの友人がやっている店。
行ったことなかったので、喜んで出発する。
途中で思いついてある施設に寄る。
病院に異動して4年が過ぎたところで、私はその施設に異動となった。
その施設には就学前の兄弟がいた。
当時、二人は3歳と5歳。
そして、1年で私は病院へ戻された。
4月1日の夢・・・
病院での勤務。医師や看護師が出たり入ったりしている。そこへ兄弟が現れる。兄は端整で無表情な顔をした若者になっている。兄弟は部屋から出るが、弟はすぐに戻って来て私のところに駆け寄ってくる。私は機械のある部屋で服を着替え、食事をしている兄弟のところへ行く。私のこと覚えているかと言いながら兄の頭に触ろうとすると、兄は6歳のあどけない顔に戻って私を見上げる・・・
4月16日・・・
異動後に、初めて施設へ遊びに行く。兄は私を見るなり、私を夢に見たと、私に言う。
あれから4年が経とうとしている。
その兄弟に最後に会ってからも2年ぐらいになる。
建物の大きなガラス窓の向こうに兄弟がいる。
今では2年生になった弟がこちらを見る。
弟はガラス窓にやって来て額をつける。
私もガラス窓に額をつけて「お兄ちゃんになったなあ。何年生になった?」と言う。
お店に行く。
お店の主人と、先日のコンサートと、今度のコンサートの話をする。
息子を乗せて帰宅する。