bunbunの記

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不思議な言葉

 

今日のクラブは小1二人、小4一人、小5二人、70代一人。(みんな女性)

 

子どもたちはバスケを始める。

 

小1の一人はボールを受けることができない。

 

だからなのか、最初は一緒にやっていたのに、いつのまにか壁際に行って一人で立っている。

 

他の子が少し誘ったけど、やっぱり立ったまま。

 

長縄跳びが始まっても、ちょっと近づいてはきたものの、今日はやってみようともしない。

 

再びバスケが始まって、それはそれで良い動きをしているのだが、なんだか全体にしらーっとした雰囲気が漂ってくる。

 

(小1の子はやっぱり立ってみている)

 

そんな様子をずっと眺めているうちに、「自分の夢は、小さい子から年配者までのいろんな人が集まって、その集まった者のすべてが伸びていく様子を見ることだ」という思いがささやかなれど込みあがってくる。

 

そしてみんなにそのことを話す。

 

なんとなくちょっと話す。

 

その後、子どもたちは一方の壁から反対の壁へと走り始める。

 

前を向いたり、後ろを向いたり、スキップしたりして走る。

 

そのうちにずっと壁際にいた女の子が、近づいてきてスターターの役目を始める。

 

「よーい、どん」とスタートの合図を出す。

 

合図を出して、走り始めたみんなを走って追っては、また壁際でスタートの合図を出しては、みんなを追い・・・。

 

ずっと立ちん棒でいたその子が、今は弾んで駆けている。

 

クラブの終了間際になると、みんなで集まって、クラブの終わり方の相談を始める。

 

輪になって声を出すやり方を何回か試している。

 

試しているうちに次の団体が体育館に入ってきたので、結局はいつもの体育館のフロアーに向かって並んでの挨拶で終わる。

 

大きな声で挨拶をしている。

 

挨拶が終わって、自分の荷物を持って、体育館のフロアーから出るときにもまた、みんなで並んで挨拶をしている。

 

なんだか、とてもうれしそうだ。

 

自分の願いをちょっと話しただけなのに、話しているときには子どもたちはふざけているようでもあったのに、なんでこんなに変わるのだろうか。