備忘録(その2)
「志」は伝えられない。志はその人の置かれている集団のありようによって決まる。(西川純)
備忘録
”2008年1月、第87回全国高校ラグビーでついに初の日本一に輝いた東福岡高校ラグビー部・谷崎重幸監督50歳。
谷崎監督は勝つことのみを目的としたラグビーを嫌い、練習でも、試合でも、具体的なプレーの指示は出さない。選手の自主性を尊重し、選手だけでミーティング、そして実行させる。ラグビーといえば熱血カリスマ教師を中心とした熱い部活動という印象もあるが、東福岡では谷崎監督の口癖でもある「選手が主役」のスタイルを貫いている。
しかし、そんな谷崎監督もかつては自らの経験を押し付けるスパルタ指導をおこなっていた。自分を変えるきっかけとなったのは最愛の妻の38歳という早すぎる死。「妻は38年という短い人生を本当に楽しんだのだろうか?ラグビーに没頭する自分のせいで我慢したことがたくさんなかっただろうか?」それから谷崎監督は休職し、残された3人の子供とニュージーランドに渡った。そこで見たものは、心からラグビーを楽しむ姿。
「命」を知った谷崎監督が目指すのは日本一連覇よりも、選手に生きる力を身につけてもらうこと、そして全ての子供が楽しめるラグビー環境を作ること。高校ラグビー界では新時代の異端児と呼ばれる男の姿を追ったドキュメンタリーである。”
ネットからコピーしました。
たまたまつけたテレビで、かって放送されたこのドキュメンタリー番組の映像が少し流れていて関心を持ちました。
スポーツの世界にもこんな指導者がいるのですね。