bunbunの記

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『学び合い』の授業

 

6年生は男の子3人、女の子6人の9人のクラス。

 

我々授業参観者8人と担任のS先生と9人の子どもたちがそれぞれ自己紹介をし、子どもたちの後に続いて教室から別の部屋に移動。

 

4時間目は5年生と6年生との算数の合同学習。

 

5年生は18人で、3年生のときはS先生、4年生のときはこの春転出したI先生、そして今年はU先生のもとでの『学び合い』3年目の子どもたち。

 

3つの島になったテーブルに27人の子どもたちが座り授業が始まる。

 

最初にS先生が黒板に「5・6年生 課題の設定と時間配分」と書いて「では、始めてください」と言う。

 

わいわいがやがや、あちこちで立ち歩き、話し合ってる者あり、ドリルをやる者あり、ノートを書く者あり・・・。

 

授業終了近くになるとスーッと潮が引くように静かになって前方に向かって座りなおした子どもたちに、I先生とS先生が少しだけ話をして授業は終わり、とくに指示もない様子なのに子どもたちは椅子を整頓して参観者のために用意された折りたたみ椅子を片付けて、我々を引き連れて教室に戻り給食の準備を始める。

 

子どもたちと一緒に給食を食べる。

 

それから別室でS先生と参観者による懇談をしてから教室にもどって5時間目を参観。

 

5時間目は社会の授業で、S先生は黒板に「教科書の〇ページから〇ページをみんなが理解する」と書いて「さあどうぞ」。

 

教室の一番前に机ふたつ、その後ろに机ふたつずつが少し離れて並び、さらにその後ろには机がみっつ並んだ、その机のそれぞれに座っている子どもたちは声を出して教科書を、そして教科書が終わったら資料集を読み始める。

 

「(教科書の)年表のところも読む?」

 

「それは〇〇って読むんじゃないよ」

 

「資料集も全部読む?」

 

「そんな時間はないよ」

 

隣どうし、そして時には離れたところに座る者との会話はあるが、とくに立ち歩くこともなく時間が過ぎていく。

 

ただ「丑の日、寅の日ってなんだろうね」と言う疑問から教室の後ろの棚へ行って、自分の棚にある国語辞典を開いて調べたりする動きはある。

 

ある子が「あーあ、読むだけでおわっちゃったー」と言う。

 

S先生は「いやー、待っているのが辛かったよ」そして「それでは終わりましょう」と言って5時間目の授業は終了。

 

参観者の一人と話していたら、突然「これから総合の時間を始めます。きょうつけ。れい」と6時間目が始まる。

 

子どもたちが礼をしたその先には誰もおらず、そこにいるべきS先生は廊下の方で何かの準備中。

 

子どもたちは寄せた机に集まって話し合いを始めたので近づいて尋ねると、この秋の何かの会の出し物の打ち合わせをしていると答える。

 

いろいろと話をしているがまとまらない様子。

 

S先生が授業の前(そして授業が始まってからも)に準備していた機材を使って「平和の鐘」という合唱曲を流す。

 

子どもたちはそれを聴く。

 

曲が終わるとS先生は「あくまでも参考として聴いてもらいました」と子どもたちに言う。

 

それから少ししてS先生はゆっくりと「見た人が素晴らしと思うような劇にする」と黒板に書く。

 

子どもたちの相談は続く。

 

「あー、行き詰っちゃった」とある子が言う。

 

「実際にやってみながら考えなきゃ、わからないよ」と別の子が言う。

 

「実際にやってみながら考えれば、ここはこうしようとか、ここはいらないとか見えてくるかもしれないね。では終わりましょう」とS先生が言い6時間目が終了。

 

最後に我々参観者は教室の前に並び、一人ずつ授業参観の感想を話す。

 

子どもたちが「写真を撮ろうよ」と言うので、S先生が職員室にカメラを取りに行き、みんなで並んで写真を撮って、我々は教室を後にした。

・・・感想などは明日アップします。

 

(以上、記憶で書いていますので不正確なところもあるかもしれません)