混沌に風穴があいて
そこに真空が生まれたのは
いいことだ
少なくとも見晴しがよくなった
と言っても
べつに何かが見えるわけじゃない
ただときどき
笑い声のようなものが
その穴を通り過ぎるんじゃねえか
きみはじぶんを
通風孔だと想像したまへ
ほら いま風が
小石といっしょに吸い込まれていく
三十秒。
五十秒。
二十四時ジャスト。
(七十三歳の最初の時刻)
one cup の冷やを。
飲む。 草野心平「誕生日」
9月ごろから始めたあることの整理作業を今日もやりました。
昨日は一日やっても調子が良かったのですが、さすがに今日は疲れがでました。
へろへろしながらやりました。
明日はこの作業も一段落つきそうです。
ようやくすべてを見渡せることができるところまで行けます。
(これでようやく正常な管理へ向かってのスタートラインに立てるわけでして・・・。やれやれ)
で、二日間ぶっ通しで同じ作業を何百回、何千回と繰り返した後には、詩のひとつでも書き写してみたくなるというわけです。
しかも、どちらかというと、前衛っぽいものを。