bunbunの記

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今日のクラブ

 

子ども15人  小1:1人、小2:5人、小3:1人、小4:1人、小5:2人、小6:4人、中2:1人

大人3人  終わり近くなってやって来た保護者2人とバスケ教室の指導者1人

 

去年の12月に入ってから体育館の半分を使っていたスポ小野球部は、今日からは外での練習のようで、「やったー。全部使える」とある小2の男の子も体育館に入るとすぐに言っていました。

 

でも、先週までとは違う広い体育館に9人ばかりの子どもたちでは気分が乗らない様子で、私も2回ばかりみんなを集めては、「どうしたらいいんだろうね」なんて言ってみたりもしなければならないようなクラブの始まりでした。

 

「まあ、どう言ったらいいのかわからないけど、とにかくみんな上手になってよ。それしかよう言わんよ」などと言ったりもしました。

 

ぼそぼそと話し終えた私にある子が「これで(みんなを集めて話をして)不満はなくなったんでしょ。終わったんでしょ?」と言ったので、「終わったんじゃないよ。今から始まるんだよ」とも答えました。

 

その後も、ある男の子は再び1人でバスケのシュート練習を始め、「終わったんでしょ?」と私に言った子は体育館の中央に寝そべって、他の女の子たちは壁際に集まって会話を始め、ある男の子は床に座ったままで「ねえ、バスケしようよ」と何度も言うけど誰も相手にしてくれないというような状況が続き、これは正念場だなあと見ていたところ、やがて1人2人と動き始めました。

 

(ここでこの話はちょっと横道にそれるようでもあるのですが)

 

小学校に隣接するこの町民体育館は、小学校の体育館の老朽化で、もう何年も前から体育の授業などに使われていることもあって、体育館の正面玄関とは反対の、子どもたちが授業で出入りする側の扉が開いたままになっていて、クラブをやっているときに小学校の先生がカギをしめに来ることがこれまでに何回かあり、今日もその扉が開いていることがずっと気になっていました。

 

その開けられたままになっている鉄の扉の向こうから、学校の先生がカギをしめに現れた時にこのままの状態ならば与える印象が良くないという心配が正直なところあったのですが、ようやくに現れたのがその小学校にいる3人の私の同級生の女性教師のうちの1人で、幸いにそのときには子どもたちは、体育館の半分では3人の子がテニスをし、もう半分ではその他の子どもたちが野球を始めたばかりのときでした。

 

「バスケやってるんじゃないんだ」

 

彼女にはこれまでにも、クラブについて話をしたことがあるように思うのですが、やはり(なぜかどうしても)バスケのクラブをしていると思われていたようです。

 

「いや、なにをやってもいいクラブなんだよ」

 

口には出さなかったけど、子どもたちがステージの上でお芝居をしたこともあるよと思いながら答えました。

 

「でも、テニスと野球でグループをわけているんでしょ?」

 

「いや、子どもたちが勝手にやってるんだよ」

 

「ふーん。まあ、とにかく子どもたちを、よろしくお願いします」

 

そう言いながら体育館を後にした教師である私の同級生に、どのようなクラブであるのかをようやく少し印象づけることができたと思っていると、今度は正面玄関の方に男性の姿が現れたので近づいてみるとそれは毎週土曜日のバスケ教室の指導者でした。

 

「このあと自主トレするんだけど、早めに来てどんなことやってるのか見てみようと思って」

 

そのころには1人2人と子どもたちがさらにやって来て、体育館全部を使っての10人ばかりのサッカーの試合が始まり、それでもその中でテニスは続き、やって来た保護者のお父さんたちは我が子にバスケを教え始めて、それでもサッカーの試合はなおも続いて・・・

さて今日も、最初から最後まで、興味深くてそして面白いクラブでした。(始まりはどうなることかと思いましたが、これがまたこのクラブをやることの醍醐味でもあるのです)