bunbunの記

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高知へ

 

19日(土)

 

正午過ぎ、高知着。

 

アーケード街では3つの団体が、先週末に発生した東北の大地震の被災者救援のための街頭募金を行っている。

 

ホテルに荷物を預けて、昼食。

 

(昼食は、去年11月の『学び合い』の会で、西川先生を含めた参加者数人で昼食をとった電車通りの店)

 

路面電車と徒歩で、郊外にある五台山に登り、三十一番札所 竹林寺と、その隣の牧野植物園へ。

 

山頂にある竹林寺の境内に入ると、先週の東北の地震の翌日からその地震の発生時間に合わせて毎日撞いているという鐘の音が聞える。

 

植物園は日本中の花がここに集結したような花盛り。

 

20日(日)

 

朝、ホテルのテレビで被災地の様子を見る。

 

小学生の女の子が、お母さんも弟妹もみんないなくなったと言って泣いている。

 

年配の男性が、嫁ぎ先で被災した娘と孫の死亡を先ほど確認したと、涙をこらえてインタビューに答えている。

 

朝食をとり、娘と待ち合わて買い物をする女房と別れて駅へ。

 

駅からブロググループのイルカさんに電話をしてみるが、でない。

 

次の特急列車まで1時間もあるし、特に予定していたのでもなかったので、あきらめてイルカさんの暮らす土地とは反対方向の室戸岬へ。

 

各駅停車の列車とバスを乗り継いで、午後1時に室戸岬

 

海岸の亜熱帯性樹林の中を歩いていると、イルカさんから電話。

 

「ウグイスの声がしてるけど、それは本物?」とイルカさん。

 

(私が室戸岬にいる間に聞いたウグイスの声は、電話で話し始めたばかりのそのときの、私の頭上あたりで鳴いたその1回だけだったと思う)

 

春雨の中、脱いだ上着を傘代わりにして、弘法大師が悟りを得たという御厨人窟や、水難者を弔うための地蔵が立ち並ぶ場所を経て、急な山道の石段を登って二十四番札所 最御崎寺へ。

 

それから、市内に戻り女房と娘と合流して夕食。

 

夕食後は、アパートに帰るために路面電車に乗る娘を女房と見送る。

 

その後は、女房をホテルに残して、1人で屋台に行ってコップ酒を少々。

 

(これは去年の9月にイルカさんと飲み歩いた時に入った屋台)

 

21日(月)

 

高知を出て丸亀市に途中下車。

 

駅のすぐちかくにある、猪熊弦一郎現代美術館へ。

 

(昨夜、ホテルのテレビで猪熊弦一郎のことをやっていたので立ち寄った)

 

その後、やはり駅から歩いてすぐの丸亀城へ。

 

城に行って初めて知る。

 

これも昨夜のテレビの大河ドラマでのこと。

 

織田信長の妹の「市」の娘である「淀」と「初」と「江」。

 

昨夜のドラマでは、夫である柴田勝家と市とが、城に火を放ち自害をし、燃え盛る城を3姉妹の「淀」「初」「江」が城外から見て泣き叫んでいたが、その3姉妹のうちの「初」が嫁いだのがこの丸亀城の初代城主の先々代である京極高次だった。

 

午後7時、帰宅する。