最初に舞台に登場するのは伯龍(はくりょう)という名前の漁師です。
(中略)
あまりの嘆きぶりに伯龍は、「天人の舞楽」を舞ってくれたなら衣を返そうと天女に告げます。天女は喜び、「舞は舞いましょう。しかし羽衣がなくては舞えません。まずは返してください」というのですが、伯龍は、衣を返したら舞を舞わずに天に帰ってしまうだろうと信用しません。
それを聞いて天女は「いや、疑いは人間にあり。天に偽りなきものを」というのです。(後略)
(公演パンフレットより)
16時30分 開演
対談 内田樹 ・ 安田登 「存在しないもの」との折り合いのつけ方
一管(笛の独奏)「神楽」 笛:槻宅聡
能 「羽衣」 シテ(天女):大島衣恵、ワキ(漁師):安田登、大鼓:佃良太郎、太鼓:大川典良、小鼓:高橋奈王子、笛:槻宅聡 他
18時20分 終了
内田樹さんがお話されるというので、車を走らせた。
対談には知的興奮を覚え、能には引き込まれた。
そして、帰宅した今でも圧倒されたままでいる。