bunbunの記

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小話

 

「こんにちは」

 

夕方近くの時間になって、玄関の近くにある洗面台でひげを剃っていたら玄関の方から男の人の声が聞こえた。

 

「こんにちは。隣町の〇〇商店の者です。この間も奥さんにお話させていただいたんですが、奥さん今日はおられますか?」

 

私に呼ばれて2階の部屋から降りてきた女房を見て〇〇商店の人は言った。

 

「あ、すみません。間違えました。お母さんでした」

 

それを聞いた私は、ひげ剃りを中断してまた玄関をのぞき、女房と自分を交互に指差して言った。

 

「親子です」

〇〇商店の人が帰ると、私より2つ年下の女房はこらえきれないようにして笑った。

 

「いくらあなたの髪がしろいからってね」

 

私も笑いながら言った。

 

「わざわざあそこで、親子です、なんて言う自分もバカだよなあ」


(それからバスケ教室にバスケをしに行きました)