bunbunの記

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通過儀礼

 

ある年の夏のある日のこと、大人4人と中学生4人とが、あることを行った。

 

8月4日、午後0時。

 

それからずっと途切れることのない、26年目の歩みが始まる。

 

8月5日、午前9時。

 

およそ60名が目的地に到着する。

 

年齢は中学生から80代まで。

 

途中で1時間ばかりの仮眠をとっただけの、連続20時間の長い長い道のりだった。

 

その辛い道のりをともに歩く。

 

そして到達する。

 

原爆ドームへの70キロの道のり。

 

それから帰路に着いた。

 

あの20時間が、車では1時間。

 

どちらがおかしいのか今でも良くは分からない。

 

(「歩こう広島まで」という行事に参加しました)