bunbunの記

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そして私は人があまり通っていない道を・・・/退職あたって、こんなメールも頂きました(抜粋)/無題(メモ的な)

そして私は人があまり通っていない道を・・・

 

イギリス人の男性と結婚している私のいとこのそのイギリス人の夫から、私の退職にあたってのメッセージをもらっていたので、ここにコピペしました。

 

退職あたって、こんなメールも頂きました(抜粋)

 

He's taken a very bold step, especially in Japan. Instead of being a samurai who serves he is now ronin, master of his own destiny.

Martin

 

彼は思い切った一歩を踏み出した、特に日本に於いては。上に仕えるサムライの代わりに、彼は今や浪人、彼自身の運命の支配者。

 

マーティンからのメッセージには、彼の好きな詩がついているのですが、長くなるのでこれは後で訳してまた送ります。

 

ネットで和訳をいくつか見つけたので、これを選びました。  剛子

 

 

「歩む者のない道」



 

黄色い森の中で道が二つに分かれていた


残念だが両方の道を進むわけにはいかない
 

一人で旅する私は、長い間そこにたたずみ


一方の道の先を見透かそうとした
 

その先は折れ、草むらの中に消えている



 

それから、もう一方の道を歩み始めた


一見同じようだがこちらの方がよさそうだ
 

なぜならこちらは草ぼうぼうで


誰かが通るのを待っていたから
 

本当は二つとも同じようなものだったけれど



 

あの朝、二つの道は同じように見えた


枯葉の上には足跡一つ見えなかった
 

あっちの道はまたの機会にしよう!


でも、道が先へ先へとつながることを知る私は
 

再び同じ道に戻ってくることはないだろうと思っていた

 

いま深いためいきとともに私はこれを告げる


ずっとずっと昔
 森の中で道が二つに分かれていた。

そして私は…
 そして私は人があまり通っていない道を選んだ


そのためにどんなに大きな違いができたことか
      

 

Robert Frost (1874–1963).  Mountain Interval.  1920.

(ロバート・フロスト,1916)

 

The Road Not Taken

 

TWO roads diverged in a yellow wood,

And sorry I could not travel both

And be one traveler, long I stood

And looked down one as far as I could

To where it bent in the undergrowth;

Then took the other, as just as fair,

And having perhaps the better claim,

Because it was grassy and wanted wear;

Though as for that the passing there

Had worn them really about the same,

And both that morning equally lay

In leaves no step had trodden black.

Oh, I kept the first for another day!

Yet knowing how way leads on to way,

I doubted if I should ever come back.

I shall be telling this with a sigh

Somewhere ages and ages hence:

Two roads diverged in a wood, and I—

I took the one less traveled by,

And that has made all the difference.

無題(メモ的な)

 

・・・ということで(?)、31年間勤めた役場を辞めました。

 

定年退職まであと7年ほどあるのですが、ずいぶんと前から遅くても55歳(私が社会人になったころの定年は55歳でした)で辞めようと考えていたので、この春に54歳になったばかりの自分としては予定よりも2年ほど早かったということではあるのです。

 

1年前には決断していました。

 

(まあ、「決断」というほどの、大層なものではないのですが)

 

クラブは続けたかったのです。

 

役場の課長になれば、その役職的に、これまでのようにクラブを続けることはできません。

 

続けるためには、課長になる前に辞める必要があったのです。

 

でも、週に1時間とちょっとのクラブを続けるためだけで、辞めたわけではありません。

 

「辞めて何をするの?」と何人もから言われました。

 

我が家の、兼業農家としての(わずかな)農業があります。

 

女房の実家がやっている(これもわずかな)養蜂業もあります。

 

(その女房自身も、もう10年以上、片手間なりにも養蜂の技を会得しようとやっているのです)

 

クラブも8年目を迎えました。

 

だけど、兼業農家としての農業も、女房の実家の養蜂業も、そして、もちろん私がやって来たクラブも、明日からの私の行き先を保障してくれるものではないのです。

 

退職して2週間が経ちました。

 

これからどうなっていくのかは分かりません。

 

今日、久しぶりに走ってみようと思いました。

 

始めはビーチサンダルを履いて走り始めたのですが、3kmほど走ったところで裸足になって残りの7kmをそのまま裸足で走りました。

 

裸足で走りながら思ったのです。

 

「ある高き志」をもって、退職をしたつもりではあるのです。

 

だけど、いざ無職になってみると、小さくまとまろうとする自分に気がつくのです。

 

「辞めて何をするの?」と自分自身に問い掛けている自分に気がつくのです。