(大晦日の夜でちょっと少々酔ってるし、なんだか勢いだけで書き留めておきたい気持ちもあって、体裁を整えずに投稿しますので、あしからず)
『 ご実家のお店ってどこでしたっけ?暮れに女房と関東方面に旅行して、日本橋~両国~浅草を歩こうと思ってるんで、その辺りだったなあと・・・。よろしかったら教えてください。(以前はブログにお店のウェブサイトかなにかをリンクされてたような気もするのです)』
イマキヨさんにフェイスブックのメッセージで問い合わせたのは10月の下旬のことでした。
そして、それに対する返信は、やはりどんぴしゃりでした。
今回の旅行の初日に歩くことにしていた東京駅から浅草まで道のりを、さらに2kmほど先に延ばしたところにそのお店はあったのです。
この『学び合い』のブロググループで自分のブログを書き始めたのは2009年の2月なので、もうすぐ8年が経過することになります。あの頃はツイッターもフェイスブックもなかったので、インターネット上で知り合った人たちの日々の動向を知るのはこのブロググループが唯一のものだった、というよりももっとはっきり言えば、『学び合い』というものに出会って、それによって自分の進み具合が定められたときに、この『学び合い』のブロググループの人たち(残念ながらそのほとんどはあのころからいままでずっと教師だけなのだけど)の日々の動向をこのブロググループでこれまでずっと見続けてきたのです。
私がこのブロググループでブログを始めたのは、このブロググループが始まって間なしのころで、あのころは『学び合い』に関心をもつ人は今よりもまだまだ少なかったのだけど、今よりもまだまだ『学び合い』によって世の中を変革することができるのではないかと期待していたころでもあったと自分自身としては思っているのです。
そして、あのころの関東の人たちの動向はすごかった。
その関東にはジーンさんという、やはりこのブロググループでブログを書いていた人がいました。
ジーンさんは、その当時には政権をとっていたかとる前だった民主党の議員たちの前で『学び合い』についての講演をしたこともありました。
その平日の夕方に行われる講演の様子がネット配信されるというので、私は休暇をとっていそいで帰宅してパソコンの前に座ったのです。興奮して。
それから、初めて(?)広く読者を求めようとしたあの「『学び合い』スタートブック」という本が出版されたのですが、その本には『学び合い』ブロググループにブログを書いている何人かの関東の人たちの文章が載っていました。
それからなによりも人口の多い関東地域なので、『学び合い』のブロググループに占める人の割合は関東の人が多くて、だからブログのコメント欄でやり取りしたうちの多くは関東の人たちでした。
イマキヨさん、スミチャンさん、ジーンさん、ゆうゆうさん、ママさん・・・
会ったこともないのに懐かしい人たちばかりです。
そんな関東の人たちのブログを読み続けていたときに時折出てきたのがイマキヨさんのご実家(正確にはイマキヨさんのお母様のご実家だそうです)のお店(うなぎ屋さん)だったのです。
東京で開催された『学び合い』フォーラムの打ち合わせなどでも、『学び合い』ブロググループの関東の人たちはそのお店に集まったようなのです。
「『学び合い』スタートブック」の執筆の打ち合わせでも集まったのかもしれません。
そして、その場には若くしてその後の病の果てに逝ってしまったジーンさんもいたのです。
女房には「東京『学び合い』の聖地」で、うなぎを食べるんだと話しました。
当日は、昼前に新幹線で東京に着き、そこから日本橋、両国、浅草と10数キロの道のりを歩き回りながら、なんとか時間通りに最終目的地のお店に辿り着きました。(実際はそのお店の後に浅草の演芸ホールで初めての寄席を見ることにしていたので、いくらかは気ぜわしい道のりではあったのです)
しばらくすると、イマキヨさん夫婦がやって来ました。
8年も前からの知り合いではあっても、実際に会うのは初めてです。
1時間ほどだったけどいろいろと話をしました。
旅行から帰宅してからイマキヨさんに、フェイスブックでメッセージを送りました。
『 無事帰宅しました。お会いできてよかったです。女房も、いろいろと印象深いものを感じたようです(関係性が幕末の志士みたいだねえと歴史好きな女房は言ってました)。そしてうなぎ美味しかった~♪ 』
そして、イマキヨさんからの返信の一部・・・
『 幕末の志士、的確ですね。それぞれ別のフィールドにいるのに、志があれば線はどこかで交わるのですね 』
・・・いい加減にいい歳だし、なんだか後ろ向きな過去を懐かしむような気持ちで出かけたところもある今回の旅行だったけど、まだまだ志を同じくする「幕末の志士」みたいな自分(そしてもちろん女房も)なんだろうと、我々夫婦とは20歳(!)も違うイマキヨさんご夫婦に直に会うことができたりしたこの旅を終えたばかりの、この大晦日の夜に少々ちょっと酔っ払いながらも、来年を見据える私ではあったのです。
と
いうことで、それでは、また来年もよろしくお願い致します。