bunbunの記

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Habits of the Under Toad

 

録画していた「ガープの世界」を観たのだけど、学生時代に新宿の映画館で観終わってからも呆然となったままで帰宅した映画で、数年後に広島で2回目を観て、さらにジョン・アービングの原作を原書で買って英文なんで分からないままに3回ぐらい読んで、そして多少の人生経験をつんだのちに女房の横で観たらとても涙が流れた。

 

原作はJohn Irvingの 「The World According to Garp」という小説なんだ。

 

原書で少なくとも3回は読んだ。

 

英文なんで少ししか分からなかったけど、それでも読んだ。

 

映画でも何回か出ていたのが「引き波に気をつけろ」っていう場面で、「引き波」というのは英語ではヒキガエルを意味する「Toad」と紛らわしい発音のようで、この映画の主人公が子供のときに呼びかけられたのもそうだったけど、その主人公が父親になってから波打ち際のその波の中にいる我が子に向かって「引き波に気をつけろ」と呼びかけたときも、その呼びかけられた方は自分が立っているその海面の下にヒキガエルが潜んでいるのかと思ったのだ。

 

Habits of the Under Toad

 

原作では、主人公とその家族が遭遇した事故について書かれている章はそういう題になっていたと思う。(その次の章だったかもしれない)

 

足元に潜んでいるヒキガエルの習性

 

訳したらそうなるのかもしれない。

 

そして波打ち際に立つ私はその声を聞く。

 

足元にいるヒキガエルに気をつけろ、という声を。