12月21日(木) 中1:1人、中3:4人、高1:1人、高2:4人、計10人
中学生が5人で、高校生も5人。
中学生のうちの2人は学校帰りに立ち寄ったみたいで、それぞれやがて家路へと向かう。
残った3人のうちの2人はクラブでは10年来の古株の兄弟で、もう1人も4年ぐらい前からの常連の子。
高校生5人のうちの4人は町外出身者の寮生で、1人は平成の合併前でいえば隣町の子。
いつもなら地元の高校生が4人ばかりいるのだけど、今回はいない。
さて、翌22日の今夜のこと。
地元ミニバスケットボールクラブの県大会優勝報告会に行く。
このミニバスのクラブには4年間ほど、週2回行われる練習にお手伝いで通っていた。
ミニバスクラブでの最後の年であった4年目に入ろうとする直前に『学び合い』を知り、それから1年後にミニバスのクラブを辞めて今のクラブを初めてちょうど10年が過ぎようとするこの年の優勝だった。
この田舎の町では、スポーツの団体競技において県優勝ということはかってなかったことだと言う。
あれから10年。
自分のクラブは、とりあえず10年は続いた。
クラブを始めるときには、高い意気込みを持っていた。
これから何かが変わっていくのだと思っていた。
でも、何も変わらない。
何も変わらずに年月は過ぎていく。
「じゃあな。ばいばい」
「ああ、ばいばい」
時間になったので高校生の隣町の子は友人たちに声を掛けて体育館を後にした。
中学生たちも帰宅した。
残りは寮生の4人。
バレーボールの練習をやめないので、バスケのドリブルを続けながら、私は終わるのを待つ。
さらに30分が経過して、子供たちは片付けを始める。
帰りがけに1人の子が私に向かってつぶやくように言う。
「年が明けたらまた来ます」
「ああ、もう冬休みなんだね。そうか、じゃあ、よいお年を」
「はい、よいお年を」
さて、来年もやるかなあ。
(年内は28日に、もう1回あります)