5月9日(木) 高2:2人、高3:4人、計6人(男)
そろそろあの時期だろうとも思っていました。
体育館への階段に座って待っていたのは高3のSくん(寮生)。
体育館の鍵を開けて、(私が)玄関のところに腰掛けてバスケットシューズに履き替えているときに、のんびりと自転車をこぎながらやって来たのは高3のS’くん(寮生)。
体育館の照明をつけて、(私が)バスケのドリブルを始めた頃にやって来たのは高2のWくん(地元)。
それから、続いてやって来たのは高2のTくんと、高3のKくんとMくん(すべて寮生)。
これで6人。
部活動が終わる時間の違いなのか、いつもなら遅くなる子たちも今回は開始早々にやって来ました。
高2のWくん(小・中はバスケ部で高校は別の運動部に所属)は、相変わらずひたすらバスケのシュート。
バドミントン部の高3のS’くんと所属部不明の高2のTくんは、どういうわけだか珍しいその2人の組み合わせであったのだけど、ネットを張ってひたすらバドミントンのゲーム。
そして、高3のSくんとKくんとMくんのそれぞれは、バスケをしたりフットサルをしたりバドミントンのゲームにちょっとだけ加わったりステージに腰掛けてスマホを見たり、気ままに過ごしていました。
そして1時間が経過した午後7時過ぎに誰もが帰り支度を始めました。
「帰るの?」
「はい」
「もしかしてテスト期間中?」
「はい」
(やっぱり「あの時期」だったわけです。テスト期間中なら誰も来ないかもしれないと思ってもいたのです)
「帰って勉強するの?」
「いえ、(テスト期間中は)点呼がいつもより1時間早くて8時にあるんです」
いまひとつ様子がわからないので、別の子にも聞いてみてようやく納得できました。
「点呼までに食事とお風呂を済ませないといけないんです」
寮生たちについては、学年と名字と、数人の子の所属部と出身地ぐらいしか知らないのですが、これで普段の暮らしをほんの少しほど知ることができました。(以前、寮は2人部屋と4人部屋があると聞いたことも書きながら思い出しました。ちょっと記憶が定かでないけれど)
「やばい、時間がない」
そう言いながら、地元のWくんも含めた全員がいつもより1時間早く体育館を後にしたのでした。