bunbunの記

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ひとりではなく

 

6月6日(木) 高2:2人、高3:7人、計9人(男)

 

私が体育館に着くのとほぼ同時に、自転車に乗ってやって来たのは近所の高3の男の子。

 

「部活、終わったね」

 

「はい」

 

「もう、(部活の)練習とかに行くことはないの?」

 

「ないです」

 

それほど間を置かずに高3たちの全員がやって来たのは、誰もが部活動が終わったため。

 

剣道部、バドミントン部、バスケットボール部・・・

 

2回戦目から高校総体の結果が載っていた地元地方紙には、某女子運動部を除いては、地元高のどの部の名前も見当たらなかった。

 

高3の7人のうちの、4人が寮生で、3人が地元の子。

 

地元の3人のうちの、2人はそれぞれ徒歩、そして自転車で5分も掛からないところに住んでいて、どちらも以前のある時期にこのクラブに毎回のように参加していた。

 

1人は、10年とちょっと前にこのクラブを始めた頃の最初の参加者の1人で、小1から小3の頃まで来ていたのだけど、同じ木曜日に練習があったスポ小の野球部に入ってからは来なくなった。

 

もう1人は、小6の頃と、中学生になってからも部活が早く終わる冬の間と部活動を引退した中3の秋以降は来ていたのだけど、高校生になると来なくなった。

 

高3の7人は、柔らかいボールでサッカーの試合を始める。

 

寮生と地元の子。

 

このクラブで小学生だった子たちと、高校生になってから現れた子たち。

 

1時間ほど過ぎた午後7時頃にいつもの高2の2人が来る。(寮生と近所の子)

 

それから、サッカーの試合は、ネットを張ってのバレーボールの試合に変わる。

「ばいばい」

 

「またな」

 

午後8時。照明を消して体育館の玄関の鍵を閉めていると、夕暮れの時間が過ぎたばかりの体育館の前の道路から寮やそれぞれの家庭に向かう子供たちの声が聞こえた。