9月19日(木) 高2:1人(男)、高3:2人(女)、27人(男)、計30人
体育館の入り口で待っていたのは4人の女の子でした。
2人がセーラー服で残りの2人は体操服。
私が行くとセーラー服の2人は「じゃあね」と体操服の2人に声を掛けて体育館から離れて行きました。
女子高生が体育館の前で待っているなんて、なんだか、いつもと違う始まりだとも思ったのです。
それから次々と男の子たちがやって来て、これまでのクラブの最高記録と並ぶ30名となりました。(数年前に小学生と中学生で30名になったことがあります)
参加者の内訳は、この2年間の常連が10人ぐらい、夏休みの前後から参加し始めた子が10人ぐらい、そして小学生か中学生の頃に何度か来てから数年ぶりにやって来た子も2人ほどいました。初めての子もいたと思います。
常連にしても久しぶりに来る子たちも何人かいて、ずいぶんといろんな子が来る日だなあとも思いました。
最初は、その30名ばかりの人数で、それぞれにバスケなどをしていました。
やがて高3の男子の多くは、ネットを張ってバレーボールの試合をする者と、ひとつのバスケのリングを使って攻守を交代しながらのゲームをする者に分かれて、クラブの終わりまでそれは続いていました。
早くから体育館の前で待っていた女子高生の2人のうちの1人の女の子はバレーやバスケが始まった頃に帰宅したのですが、もう1人の女の子はそのまま残っていました。女の子が1人だけでいるなんてちょっと珍しいことだと思ったのですが、その理由はすぐに分かりました。その女の子はもう1人の女の子が帰宅する前からずっとある男の子と一緒にバスケのシュートをしていて、クラブの終わりの頃には壁際に2人で座って過ごしていたので、クラブがデートの場になっていたということなのでしょう。
そのようにいろいろな面において盛り上がっている状況の中で、片隅で地味に過ごしていたと思われる子たちもいました。
クラブが始まってから1時間ほどが過ぎて残りがあと1時間ぐらいになった頃に、バレーやバスケのゲームに加わらずにフットサルのボールを蹴ったりしていた常連の高3と高2との数人が帰り支度をして体育館の玄関に近いところにいた私の前を通りました。
「帰るの?」
「人数多いですからね」
「全部で30人だったよ」
「えぐい」
・・・
たくさんの子が来て、いろんなことをすることはとてもよいことだと思います。ただ、なんとなくの違和感もあります。ずいぶん良いのだけど、でもちょっとだけ何かが違うのです。
(来週は『 目標 ここにいる全員が楽しめる 』とでも書いた紙を、フロアー入り口の鉄の扉に磁石でとめて、やって来た子ごとに見といてもらおうかとも考えているのですが、目標を示すって、不自然なのもいやだし、自分としては案外難しいものなんです)