bunbunの記

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帰郷中につき

 

12月26日(木) 高3:1人、大人:3人、計4人

少し間があったので車のなかで待っていると、私の前を車が通過して同じ駐車場に止まりました。

 

6時になったので車から降りると、その車からもいくつかの人影が降りて私の先を体育館の入り口へと向かい、薄暗い照明の中にその顔が見えました。

 

「あ、ひさしぶり」

 

やって来たのは、この春に高校を卒業したUくんとYくんとSくんでした。

 

UくんとYくんは東京(私も学生時代は東京!)の学校に行っているので冬休みなのだろうけど、隣県の広島で働いてるはずのSくんは平日なのになぜいるのでしょう?

 

「Sくん、仕事は?」

 

「今日はたまたま休みなんです。7時には広島に帰ります」

 

ともに体育館の比較的近くに家があって、中学生の頃から高校を卒業するまでそれぞれなりにクラブに参加していた3人は、昔のように体育館にあるバスケットボールを取り出して、昔のようにバスケを始めました。

 

しばらくして、体育館のすぐ近所に住む高3のS’くん(クラブ初参加時は小1だった)がやって来ました。

 

その少し前に大人の方のSくんが誰かに電話をしていたので、たぶんその電話で誘われたのだろうと思います。

 

それからその4人でのバスケのゲームが午後7時まで続きました。(そして、いつもより1時間早く体育館を閉めて帰宅)

 

・・・

 

この日、体育館に着いてから車のなかで時間が来るのを待っていたのは、日中に公民館に鍵を借りに行ったときに6時まで高校の剣道部が使っていると聞いたからでした。

 

時間になって帰郷中若者たちと体育館に入ると、6人ぐらいの剣道着姿の男女が壁際のところに並んで座っていました。

 

よく見ると一番奥に座っているのは以前私が勤めていた役場の後輩で、ここにいるのは全員が高校3年生で学校の体育館では練習ができないので(部活を引退したから?)この体育館を借りたのだとその後輩は言います。

 

その高3のなかにはIくんがいました。

 

高校生たちがこのクラブにつるんでやって来るようになったのは、冒頭のUくん、Yくん、Sくんらの学年が高校に入学してからでした。

 

ほとんど毎回バレーボールをしていたその学年が2年生になったときから3年生になって卒業するまでの間、ただ一人の下級生としてそのなかに加わっていたのがIくんでした。

 

そのIくんは高3になると受験勉強のためなのか(国立大に受かったそうです)、それとも同級生たちがバレーボールをしないからなのか、次第に来なくなっていました。

 

・・・

 

「また来ます」と広島へ帰るSくんは私に言いました。

 

「また仲間を誘って来ます」と元剣道部のIくんは私に言いました。

 

そんなときがあるのかないのか分からないけれど、そのときのためにもこのクラブを続けていけたらよいなと思いました。

 

遠く離れて暮らす者にも、このクラブの存在価値はささやかなりにもあるということなのだろうと思います。

 

さて、そんなクラブが続いていくためには、彼らの後輩たちがこれからもクラブに来続けてくれる必要があるわけですが・・・。