5月21日(木)
体育館利用の自粛要請があったのが4月13日(月)のことで、それから今日まで6回のクラブができなかった。
昼過ぎにふと思って体育館を管理している公民館に電話して問い合わせると、明日には話し合いが持たれて今後の方針が決まるとのことで、近いうちに何らかの制限を設けての要請解除になるのではないかということでもあった。
夕方、外の仕事を終えて帰宅すると部屋に置いていた携帯電話に高校3年で寮生のTくんからの着信が入っていた。
4月に自粛要請があったときに、当面の間のクラブ休止について他の高校生たちに伝えてもらうには高1のころから高3になった現在まで一番多くクラブに来ているTくんがよいかと考え、学校を通してお互いの携帯電話で話をすることができていた。
だから、他の子供たちとは違ってTくんとはお互いの電話番号を知っている。
「こんにちは、おひさしぶり。クラブのこと?」
「はい、学校も始まって部活も始まるし、来週はクラブどうかなと思って」
「ちょうど今日、公民館に電話したんだけど、あした会議があってその結果を教えてもらえるゆうんで、わかったら連絡するよ。そいで、学校は毎日行っとるん?」
「19日に明けて、1年と2年は1日交代で3年は毎日行ってます」
「休校の間、寮生はどうしとったん?」
「県外から来てるのは帰らないでこっちにいました」
「Tくんは県内だからええけど、学校なくてもおらんといけんのはきついなあ」
「ええ」
「それじゃあ、また電話するわ。連絡ありがとね」
・・・4月に利用自粛要請があったときに思っていた(年単位で考えたりもした)よりも、ずいぶんと早くクラブが(とりあえずは)再開できそうです。
(東西に長く伸びる島根県は、その中央あたりで東の出雲地方と西の石見地方に分かれ、方言も全く違っているのですが、ここではこちら石見の私のは方言で記して、出雲のTくんのは標準語で記してみました。Tくんはこちらではいつも出雲弁ではなくて標準語を話しているような気もしますし)