bunbunの記

カテゴリー クラブB&J、活動の様態、私的な事々、非日常的な、奇妙な偶然、その他

QRコードの向こうに

 

【その1】

 

 

「そして、その年の離れた兄が、自分と2人で(別々に)3時間の練習を続けた中学生であった。Kさん、すべてはみな、めぐりめぐっているよ」

 

前回のブログを完成させたその翌日のクラブ・・・

 

 

3月7日(木)

 

「みんな帰っちゃった」

 

この数週間、友人と2人で来ていた大学生のSくんが言う。

 

実家での在宅勤務だったその友人は会社のある隣県へ、そして春休暇で帰省していた同級生たちはそれぞれの進学先へ戻ってしまって、地元にまだ残っているのは自分1人になったとのこと。

 

それから1時間ほど、別々のコートで2人別々にバスケの練習。

 

(10数年前にも見た光景)

 

2人だけなのでいつもより早めに練習を終えて、2人でモップ掛けをした後に、Sくんに話す。

 

「15年ぐらい前にこのクラブを始めたんだけど。最初は参加者が少なくて(今も誰も来なくなったけど)、参加も安定しなくて、君のお兄さんと自分の2人だけのときもあってね。お兄さんは中学生だった。その日はなぜか昼から始めてて、お兄さんと自分は別々に3時間も練習をしたんだよ」

 

 

【その2】

 

3月8日(金)

 

クラブの新しいポスターをつくる。

 

 

ポスターといってもA4版のチラシ程度のもので、クラブ開始当初から公民館と体育館の2ヶ所に掲示してもらっている。これまでは年に1度程度、作り直してデザインを変えたりしていた。

 

2年前に貼り替えたものが色あせてさすがにみすぼらしくなって剥ぎ取ったのだけど、参加者がない状況では新しいものを作る気にもならず、そのまま数ヶ月が過ぎていた。

 

クラブのウェブサイトも手直しした。

 

クラブB&J - いわみbunbunサイト

 

ウェブサイトの修正は、ポスターより先の、数日前に始めていた。QRコードを中心に据えた今回のポスターのためには、ウェブサイトの手直しが必要だった。

 

 

【その3】

 

再び3月7日(木)のクラブに戻る・・・

 

「4月から集落の役が始まるし、クラブできない日があるかもしれないけど、サイトのカレンダーに予定載せるから。このクラブのサイトがあるんだよ」

 

「(Sくん、スマホを手に持ちながら)なんで検索すればいいんですか?」

 

「ひらがなで、いわみ、アルファベットの小文字でbunbun、かたかなでサイト・・・」

 

「あった、これですね」

 

「ずいぶん昔にノートパソコンで作ったものなんで、スマホだと変なとこで改行したりして見にくいんだよね。いま手直ししてる途中なんだ。明日ぐらいには完成するからね」

 

 

【その4】

 

2年前にポスターを作り替えたときに、公民館主事がそのポスターにクラブのサイトのQRコードを付け加えてくれて、スマホをコードにかざすだけでサイトが表示されるという、その便利さは知っていた。

 

ただ、スマホを持たない自分には、クラブのサイトがスマホの画面にどのように表示されるのかを知る機会もなかった。

 

体育館に来る前も、女房のスマホの画面と見比べながらサイトの編集(手直し)をしていたのだけど、その少し前まで見ていた同じ画面が、Sくんのスマホにも映し出されていることが、当たり前なのだけど奇妙な感じがした。

 

(その後、ノートパソコンでもスマホの表示に変えて編集できることを知った)