bunbunの記

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効能 / アクセルとブレーキ

効能

 

一本歯の下駄を買って、それを履いて木刀などを振り回し始めたのは一昨年の夏が過ぎようとするころでした。その秋に、古武術家の甲野善紀さんの講習会に参加しました。

 

甲野さんは講習会では上達する方法を教えるということをしません。甲野さんの話しを聞き、甲野さんの技を体験するだけです。

 

だから、ほかにどこかで習っているわけではない自分には、一本歯の下駄を履いて木刀を振り回してみるぐらいのことしか方法はありません。

 

そんな自分でも、いくらかの変化はあるようです。

 

自分のスポーツ的身体能力上の問題から、ドリブルは好きだけど、シュートは体にしっくりこなくて嫌いだったのが、今ではシュート練習が楽しくなりました。そのシュートは基本からは外れたものだろうと思いますが、それゆえに、体が動くのが楽しくてしょうがありません。

 

昨秋の地域の運動会では1週200mのリレーを走りました。それも綱引きをしている間に休んだだけの2度ほど。200mを走りきってもあまり苦しくありませんでした。

 

半年もすれば48歳になるというのに、1年前までの運動会よりもずいぶん体が軽く感じられました。

 

恐るべし古武術・・・。

 

アクセルとブレーキ

 

中学校ではバスケットボール部に入りました

 

3年間公式戦に出たことはありませんでした

 

中学2年のころ体の具合が悪くなり数ヶ月部活動を休みました

 

近所の開業医に定期的に通院しました

 

その後車で1時間ばかりのところにある国立病院に受診しました

 

異常はないとの診断でした

 

病気ではなかったと自分でも思います

 

部活を再開しました

 

公式戦に出るような能力はありませんでした

 

それから15年が過ぎ私は結婚して親になりました

 

気がつけば娘も息子も小学生のバスケクラブに入っていました

 

娘はレギュラーでした

 

娘が卒業すると息子は5年生になりました

 

息子の番になりました

 

私はバスケ指導の手伝いに誘われました

 

私の番にもなりました

 

息子は当時の私のようでした

 

私はできない子ができるようになる練習を目指しました

 

でもだめでした

 

だめだと気づいたころに『学び合い』に出会いました

 

だめだと気づいたころに古武術に出会いました

 

(注 息子は当時の自分より上手いし、なによりも最後まで休みませんでした。)