居場所
卒業式の後に、校内である親御さんと少し話しをしました。
その方の子どもさんは、一人は今日中学校を卒業した私の息子の同級生で、もう一人は小学生で私のクラブに来ている子です。
その親御さんに、〇〇さん、クラブで喜んでやっておられますよと言うと、最近ますます喜んで行っている。自分の居場所を見つけたんだろうと言われました。
私の夢は、いろんなところに、いろんなひとの「居場所」ができることです。
卒業
校長室のドアを開けると、20名ぐらいの人がいました。
来賓がこんなに多いとは思っていませんでした。
PTA副会長の姿を見つけ、その隣の椅子に座りました。
時間になると体育館に移動して、来賓席の末席につきました。
卒業生が入場して式が始まりました。
ある祝辞で、「夢を食べて生きていって欲しい。夢は人のエネルギーです。夢を人に語って欲しい。そうすれば人はあなたを支えてくれます。たとえば看護師になりたいと言うだけではなく、どんな看護師になりたいのかを考えてください。そうすれば自ずと、どのように生きるべきかが見えてきます。」と話されました。
式の終わり近くで、卒業生と在校生が向かい合って歌を歌いました。良い合唱でした。
窓の外では雪が舞っていました。
式が終わると、教室へ移動しました。
保護者は教室の後ろに並びました。
担任の先生がこれから最後の学活をしますと言いました。
先生は、今日子ども達に配った学級通信に先生が書いた文章を読みました。
途中からその読む声が詰まり始めました。
子どもとその保護者が順番に前に出て、先生との写真を撮ってもらい、その後それぞれが一言ずつ話しました。
先生がこれでみなさんともお別れですと言って、学活を終えようとしたとき、子ども達がぞろぞろと先生のところに集まりました。
先生を真ん中にして、保護者から見て右側に女の子、左側に男の子が並びました。
一人の男の子が前に出て、椅子の上に立ちました。
伴奏からやろうと言う声が聞こえました。
椅子の上に立った男の子の指揮のもと、先生の隣にいた男の子が前奏を口ずさみ始めました。
続いて合唱が始まりました。
2学期に行われた校内の合唱コンクールでこのクラスが最優秀賞をとった歌のようでした。
先生は歌声を聴きながらずっと笑顔を見せていました。
歌が終わり、最後の学活も終わりました。