bunbunの記

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あの頃はまだ若かった

 

18年ほど前の夏、社会教育主事の資格をとるための研修に1ヶ月ばかり広島大学へ行きました。

 

出張扱いで広島市内のホテルに泊まりながら大学に通いました。

 

その研修には中国地方3県から、教員と私のような行政職とが数十人集まっていました。

 

有難い1ヶ月でした。

 

学生時代に戻ったような1ヶ月でした。

 

でも、講義は退屈でした。

 

これも学生時代と同じです。

 

研修中に2泊3日の宿泊学習がありました。

 

大人の集まりですので、お酒つきの交流会があり、その交流会が終わってから島根県の小学校教諭のSさんと施設の庭で語り合いました。

 

Sさんは東京での学生時代に知り合った、今の奥さんとのなり染めを話してくれました。

 

そのSさんも、今では某市教育事務所の社会教育担当部署の管理職になっています。

 

研修には同じく島根県からM先生も参加していました。

 

研修時には話しをしたことがなかったMさんですが、その数年後には我が町の教育委員会派遣社会教育主事としてやって来て、2年間私と席を隣にしました。

 

そのMさんは今、出雲地方の小学校か中学校かの校長をやっているはずです。

 

当時広島大学は市内から郊外へ移転していました。

 

私は市内のホテルから1時間近くかけて大学へ通っていました。

 

広島駅から電車で30分、そこからバスに乗り換えて大学へと向かいます。

 

研修の初日、大学行きのバスには数人の人が乗っていました。

 

自分より前の席に若い女性が一人で座っていました。

 

私の席からバックミラーに写るその女性の顔が見えました。

 

その女性も大学のバス停で降りました。

 

彼女は同じく研修に参加するAさんでした。

 

今は春闘の時期です。

 

今日は私の職場での交渉の山場の日で、職員は帰宅しないで待機していました。

 

待機場所で職員労働組合の県本部から副執行委員長が来ているということを聞きました。

 

私はその別室を訪ねました。

 

そこには県本部副執行委員長であるAさんがいました。

 

「Aさん。覚えていますか。18年ぶりですね。あの頃はお互い若かった。」