bunbunの記

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列の端を歩く

 

その全盲の子を遠出につれて行くのに、危ないと思って列のまん中に入れて、両側の子と手をつながせていた。ところが男の子二人が飛んできて、それじゃかわいそうだと抗議した。それじゃ〇〇ちゃんはどこ歩いているか、なにもわからんじゃないか。そして、列の端に並ばせて、道のわきの生垣にさわらせたり、花の匂いを嗅がせたり一緒に歩いていった。(竹内敏晴「子どものからだとことば」より)