bunbunの記

カテゴリー クラブB&J、活動の様態、私的な事々、非日常的な、奇妙な偶然、その他

流れは悪くても(今日の私の文章のこと)

 

なんと、一昨日と昨日のブログに書いた男の子が1年ぶりに私たちのクラブにやって来ました。

 

小1:3名、小3:2名、小4:2名、小5:1名、中1:1名、中2:4名

 

中1のサッカー少年のボールを小学低学年の子どもたちが、執拗に追いかけて奪い取ろうとしていました。

 

弱いものが集団で自分たちより強い一人をいじめているようでもありました。

 

しばらく様子を見ていましたが、ふと思いついて言いました。

 

「7時からやると言ったけど、今からテストをやろう」

 

数週間前から始めた「バドミントン、だれとでも、連続8回以上」を始めました。

 

「いーち、にー、さーん」

 

「いーち、にー、さーん、しー」

 

「目標は8回以上だぞ」

 

「いーち、にー」

 

それから、1時間近く私は、入れ替わり立ち代りにバドミントンをやる子たちが打つのを数えていました。

 

ある一組がなかなか3回を越せませんでした。

 

そのころには、他の子はみんな向こうのコートに行っていました。

 

なんとか5回まで行きましたが、その後はまた3回目で失敗してしまいます。

 

向こうのコートでは集まって何か話しをしています。

 

こちらでは上手く打てない方の子が力尽きたように横になっています。

 

向こうのコートではサッカーが始まりました。

 

こちらでは再び挑戦が始まり、ようやく何とか8回を達成しました。

 

そして、バドミントンをやっていた子のうちの一人は、サッカーの試合に加わりました。

 

もう一人は、バスケのシュート練習を始めました・・・

 

中学生がサッカーボールを巧みに蹴りながら逃げるのを、小学生の低学年の子どもたちが、服を引っ張ったり、ボールをぶつけたり、中学生が脱いだ上着を着てみたりするので、中学生もずいぶん気分を害している様子でした。

 

しばらく私はその様子を見ていました。

 

そして、みんなを集めて「このクラブの目標はなんだったけ?」とだけ言ってみました。

 

それでも、追いかけっこは続きました。

 

それから、思いついてバドミントンのテストを始めました。

 

始めたと言っても、私はバドミントンをする子の回数を数えるだけで、他の子は思うままにさせています。

 

回数を数えながら感じたのは、向こうの方でいろいろなことをしている子どもたちの様子が落ち着いているということでした。

 

さっきまで、もめていた中学生の男の子と小学生の女の子などは和やかそうに話などしているようでした。

 

そして、ついには小1から中2までが一緒になったサッカーの試合さえも始まりました。

 

これは一体なんなんでしょうか。

 

サッカーの試合が始まってから、ある小学校教師が用事で体育館へやって来ました。

 

試合に参加せずに一人でバスケをしている女の子が気になったようなので、彼女は一人で練習をしているんです、このクラブは一人でやってもみんなとやってもいいクラブなんです、と私はその教師に話しました。

 

家に帰って思いました。

 

最後に一人バスケをやっていた子は、指導者の目でクラブを見ていたんだと。

 

現に、バスケの手を休めてサッカーを見ているその子に私は、こんな年齢の幅があるサッカーなんて初めて見たよ、と話しかけています。

 

クラブの終わりの挨拶でフロアーの出入り口近くに一列に並ぶのに、その時には中2の女の子二人(他の中2の二人は途中で帰っていました)は、この後に体育館を使うバスケットボール・チームの練習に参加するので、反対側のステージのところで他のメンバーと合流していました。

 

私は、彼女らはすでに次のグループに移っているのだから、一緒に終わらないでもしょうがないかと思っていました。

 

しかし、話の流れで、あの中学生たちも一緒に終われば良いんだけどね、と言うと、最後に一人でバスケをしていた子が「そうですよね」と同意して中学生を呼びました。

 

(中学生二人も気になっていたようで、すぐにやって来て、一緒にみんなで並んで終わりました)

 

帰宅すると夕食は焼肉。

 

今日は、息子の16回目の誕生日。

 

我が家の焼肉は1年前の息子の誕生日以来とのこと。

 

家族はすでに食べ終えた後で、一人で一杯やりながら焼肉をつまみました。

 

(女房は昨夜私に、明日はクラブがあるからひとり残して先に食べるようにはなるけど焼肉でも良いかと了解をとっています。念のため)

 

これもまた、しみじみとうれしい食事ではありました。