bunbunの記

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成長

 

私と同じ事務室で働いている女性の結婚披露宴に行く。

 

某社に委託している業務をしている彼女は、某社の社員なので、私の部下ではない。

 

席次表の私の肩書きは「〇〇病院代表」で、新郎側のテーブルの同じ位置には、新郎の勤務先の社長。

 

私のテーブルには某社の支店長と支店の管理職(どちらも女性)、そして新婦と同じく私の勤める病院で働く某社の社員たち4人(うち3人は女性)。

 

私は病院の代表というよりも、実際は同室で働く者として招待されたという具合。

 

私は某社にとっては顧客になる病院の職員なので上席にいるだけで、祝辞やスピーチは支店長と管理職が行う。

 

だから、私はのんきに飲み食いするだけ。

 

飲み食いするうちに披露宴は進行する。

 

進行するうちに、4カ月後には進学で我が家から巣立って行くであろう高3の娘を、これから他家に嫁いで行こうとする新婦に重ねて見ているような気持ちになる。

 

最後に映された、新郎と新婦の出生時から高校卒業までの何枚もの写真が、今度は娘だけではなく、高1の息子ともだぶって見える。

 

帰宅すると午後5時過ぎ。

 

いつもは5時で、今日に限って6時から始まるバスケ教室に行く。

 

バスケをしている小学生を眺めながら、当時のわが子たちを思い出している自分がいる。

 

いつの間に大きくなったのかと思いながら。