bunbunの記

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すべては過去のお話し

 

隣町にある法務局の支局がこの春で閉局となる。

 

この地域の中心として国や県などの機関が集まっていたその町から、ひとつまたひとつとそれらの機関が撤退していく。

 

そして今度は法務局が消える。

 

今日、その支局のお別れ会をやるから参加しないかと電話があった。

 

私は10年前までの4年間、町役場で戸籍係をやっていた。

 

法務局の支局は登記の事務などのほかに、国が市町村に委任している戸籍事務を統括する役割をもっている。

 

そのために支局管内の各町村の戸籍事務担当者には支局を核としたつながりがあった。

 

毎月1回の支局で行われる勉強会では各町村の担当者が顔を合わせた。

 

事務上の疑問点があればそれらの担当者に電話をして聞いた。

 

宴会を共にすることも年に数回はあった。

 

今回の支局の送別会というのは、郡内の過去から現在までの戸籍係が集まって行うものだと言う。

 

お別れ会には、単身赴任で来ていた当時の支局長が福岡県からやって来るとも言う。

 

私は、同窓会に参加するような気分でいる。