bunbunの記

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社会的な

 

今日のクラブ。

 

小2から小6までの子どもたち8人が野球を始めようとしている。

 

キャッチボールもろくにできないのに3分も続かないよ、と思いながら見ていた。

 

決まったルールがあるのかないのか良く分からない。

 

なんで得点したらチェンジになるんだろう。

 

あっちの方ではドリブルしてたりするし。

 

でも、誰もが守備にはつくし、打席は全員に回っているようだし、試合自体も結構盛り上がって30分以上も続いた。

 

8人の子どもたちは同じ小学校の子どもたち。

 

その子どもたちが野球に興じているときに、別の小学校の女の子がやって来た。

 

2週間、間を空けての3回目の参加だった。

 

どうするのかしらと見ていると、ある低学年の女の子が、まず小6の自分の姉のところに行ってひそひそ話をし、次に2番目に年長の5年生の女の子のところに言ってやはりひそひそ話しをして、それからその女の子は後からやって来た女の子のところへ誘いに向かった。

 

それからさらに初めての兄弟二人が参加。

クラブ開始から1時間が経過した午後7時には野球が終わりバスケの試合が始まる。

 

しかし、約半分の子どもたちは玄関横の跳び箱のところに行って遊び始める。

 

この逃亡場所へ子どもたちが行ってしまったのは久しぶりではないか。


野球の試合が行われているときに、moripiさんに誘われて兄弟を連れてやって来たその母親とmoripiさんは、野球とそれに続く(今度は半数だけの)子どもたちのバスケを見ながら話をしている。

 

いつもは迎えに来ても車のなかで待っているある子のお祖父さんが今日に限って体育館に入ってきて、跳び箱で遊んでいる孫を見てる。

 

「さっきまでは、30分以上もみんなで野球をされてたんですけどね。それからバスケ組と跳び箱組に分裂してしまって。集団というものは難しいものですねー。ははは」とお祖父さんに言う私。

 

それに続いて、先月の『学び合い』の教室の授業参観に一緒に参加した人の夫であり、私の知り合いでもある人がひょっこりやって来る。

 

(なんだか大人がたくさん来る)

 

「どんなことしてるのかと思って・・・」

 

「さっきまでは、30分以上もみんなで野球をしてたんですけどね・・・」

 

「何時まであるの?」

 

「もうすぐ終わりますよ」

 

「来るのが遅かったなあ」

 

「いや、子どもたちがどういうふうに終わるのか見てやってください」

・・・・・

数週間前に、これまで続けていたみんなで整列して体育館のフロアーに向かって挨拶をして終わることはやめました。

 

「みんなが気持ちよく終わる」ということだけにしました。

 

掃除をした後には、並んで挨拶をしなければという心配もなく、フロアーの出入り口のところで靴を脱いだりしながら子どもたちはひと時を過ごします。

 

今日のようなクラブの後には、このようなリラックスできる時間は特に大切だと思いました。

 

今日の野球の試合はなかなか見ものでした。

 

でも試合の終わりごろに、子どもたちのなかでの関係が少しねじれた様子を見ました。

 

それに続くバスケ組と跳び箱組だったのだと思います。

 

「まあ、野球という社会的なスポーツをしたあとだからね、少し反対側に揺れてみることも必要だったということかもね」

 

私は子どもたちの近くに立っていたmoripiさんにそう話しました。