私は去年の秋、沿線で行われた高校駅伝の県予選で走る息子を応援するために初めて一畑電鉄に乗りました。
いつもは車で走る道ですが、良い機会なので乗ってみました。
出雲平野の風情を味わうには一畑電鉄に乗るのが一番良いと思います。
これでも昔はずいぶんと賑わっていたそうです。
(参道へ向かう前にちょっと反対方向へ歩けばとても大きな鳥居がありますのでよろしかったらどうぞ)
商店街を抜けて参道に入ります。
参道を歩いていくと本殿の前にある拝殿が見えてきます。
ここで悲しいお知らせをしなければなりません。
おそらく本殿は遷宮工事かなにかのために覆われています。
私がこの4月に立ち寄ったときにはそうでした。
しかし本殿だけがお宮ではありません。
お参りを終えた後は本殿に向かって左側の出入り口から境内を出て、隣の千家国造館の大注連縄を見上げてから、土産店が並んだ通りを歩くのが多くの人のとるコースです。
しかし、そちらへ行く前に本殿向かって右側の出入り口を出てその先を少し歩いてみるのが良いかと思います。
私はその辺りの雰囲気が好きです。
(そしてさらに進めば数年前にできた古代出雲歴史博物館があります。時間と関心がありましたら入館されると良いと思います)
さらに時間と気力があるようでしたら少し歩いて稲佐の浜に行かれるのが良いでしょう。
毎年冬に全国からこの地にお集まりになる八百万の神々を神職がこの浜でお迎えします。
天気がよければ遠くに出雲風土記に記されている国引き神話で、鳥取県の大山とともに、国を引き寄せるための綱を結ぶ杭のかわりに使ったという三瓶山をみることができます。(その山のさらに向こうに私は住んでいます)
(もしお腹がすいたら荒木屋というそば屋がお奨めです。歩いて行けますが、少し分かりにくいところにあるので現地の人に尋ねてください)
宿泊は多伎町とのこと。
山陰線小田駅から約1kmのところに道の駅キララ多伎があります。
(その近くにあるバンガローに宿泊と推測しますが)
ここから見る景色はとても素晴らしいものだと思います。
もしかしたら、ここもパワースポットかもしれませんからご注意を。
以上、思いつくままに書いてみました。
こうやって書いてみても、やはりレンタカーではなく公共交通機関で移動されるのが何よりと思いました。
それでは、良い旅を!