bunbunの記

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道化、トリックスター、そして妙好人

 

【道化】

見る人を笑わせるようなおもしろく、おどけたことばおよび行動。そうしたおどけた言行をなす人間をいうこともあるし、さらにそうした言行を専門的職業とする道化師、道化役者をいうことも多い。

常世界の二項対立的な範疇の境界域に出没して、世界がどちらか一元的な価値観へと硬化するときには、抑圧された側の価値観の側から、そうした世界を嗤い攻撃する。

 

トリックスター

世界各地の神話や民話に登場するいたずら者。

彼らには共通して、機知、機転、狡猾さ、気まぐれ、悪ふざけなどの性格がみられる。

また、この世に混乱と破壊を引き起こすと同時に、しばしば混乱のなかから未知の文化要素を生み出し、破壊のあとにふたたび新しい秩序をもたらすという文化英雄的役割も果たしている。

 

妙好人みょうこうにん)】

優れた人の意。

この語がとくに浄土真宗の篤信者という特殊の意味をもつようになったのは、石見国島根県)の浄土真宗浄泉寺の仰誓(ごうせい)が1818年(文政1年)編纂した真宗信者の『妙好人伝』以後である。

それ以降、鈴木大拙編著『妙好人浅原才市集』など幾多の妙好人伝が刊行され、今日も続行している。

それらは、だいたい無名で学問のない人でありながら信心の境地では優れて高いところに達していた人の言行であり、その点で注目されている。

(以上、「日本大百科全書小学館)」より抜粋)


昨夜から「道化」と「トリックスター」のことが気になっていたのですが、今夜の隣のおじさんの通夜に行ったら、お坊さんがお経の後の説教で妙好人のことを話されました。

 

多くの学びの場で抑圧されているのが「道化」と「トリックスター」的なことなのですが、さて自分のなかで「妙好人」がそれらにつながったような気がしたのはなぜなのでしょうか?