御輿の担ぎ手が私を含めて8人。
担ぎ手と同じく今回の当番である私の自治会から依頼された御輿のお供の者が約20名。
総代という各集落あたり1名のお宮の世話役が10数名。
私がお宮にいた1時間ぐらいの間に、お参りに来た人は10人弱。
お旅所まで御輿を担いで往復した際に見た人(商店などから出てきて御輿に手を合わせた人たち)は約5名。
私が子どもの頃、このお祭りの日には、商店街に出店がずらりとならんでいました。
そこを行き交う人ごみをかき分けるようにして国鉄(JRではない)のバスが時折走っていました。
「お祭りの日には銀行も休みだった」と、昔、銀行員だった人が、お宮で今日私に話しました。
小学校も少なくとも午後からは休みだったのでしょう。
もらったお小遣いで、おもちゃを買うのを楽しみにしていました。
そして夜になると、親戚を招いてご馳走をしました。
それが、今では役に当たったものが、勤め人なら休暇をとって、集まるだけ。
いつからお祭りというものが、こんなに寂しいものになったのでしょうか。