渡部陽一っていう戦場カメラマンがいるんですね。
最近、その独特なキャラクターでもって、テレビのバラエティー番組に出演してるんですね。
先日、それを知って関心をもちました。
今日も、夕食後についていたテレビで見ました。
渡部さんが、母校の小学校に行って授業をしていました。
渡部さんは、戦場カメラマンとしての話などした後に、教室の子供たちと一緒にビデオを見ていました。
その戦地の人々の様子を映し出した映像(大人たちや子供たちが笑い、嘆き、布に包まれた子供の遺体と思われるものが並び、義足をつけて歩く子供の後ろ姿が逆光に浮かび・・・)のバックには、ジョン・レノンの「ハッピー・クリスマス(戦争は終わった)」が流れていました。
・・・今宵はクリスマス/弱い人たち 強い人たち/金持ちの人たち 貧しい人たち/世界はこれでいいとは思わないが/ともかく ハッピークリスマス/肌の黒い人たち 白い人たち/黄色い人たち 赤い人たち/さあ この辺で争いはやめようじゃないか/メリークリスマス・・・
教室の子どもたち、戦地の人々、ジョン・レノンの歌、そして戦地を撮影し続ける渡部さん・・・
多分にテレビ会社によって演出されたその映像を見ながら涙が流れました。
ジョン・レノンが射殺されたのを知ったのは、私が20歳の冬の夕方、東京は世田谷の下宿で聞いたラジオの英語のニュースでした。
「ジョン・レノン」・・・「ガン」・・・
(実際に起こったことを確かに理解したのは、その後の日本語のニュースによってでしたが・・・)