bunbunの記

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クラブの実現

 

このクラブの目標である、「みんな」の実現とは、みんな一緒に仲良く、というよりも、ひとりも見捨てない、ひとりも切り捨てない、ということなのである。

 

このクラブは、指示をされながら行うのではなく、自分たちでやっていくクラブだから、最後の掃除まで自分たちでやって、気持ちよく終わるようにすること。

クラブの最初に、この2つのことを語って、びしっと始めようと思っていました。

 

が、

 

早めにやって来た中2の男の子と小2の2人の男の子たちがサッカーを始めて、そこにやって来た小2の女の子2人が加わって、さらに中2の男の子2人も加わってとだんだんと人数が増えていき、最後には小2から中2までの男女12人によるゲームとなり、それが30分は続きました。(私の出番はない)

 

この光景を親御さんたちに見てほしいと思いました。

 

ゲームは、小学生8人のチーム対中学生3人と遅れてやってきた小2の男の子との4人のチームで行われました。

 

小学生チームが結構得点したりして、なかなか熱気のあるゲームが続きました。

 

そしてゲームが終わるころには、12人全員が集まってチーム分けかなにかの相談をする姿も見られました(!)。

 

やがて、さらに中1の男の子がやって来たので、中学生たちは自分たちは4人でバスケをやるから君たちはもう一つのコートでやってねと小学生に話していましたが、小学生の一部は中学生が自分たちと一緒にやらないことに納得をしない様子でした。

 

(ここで、そろそろいいかなと、みんなを集めて冒頭の話を少し。「まあ、みんなもうわかってるし、やってるけどね」と付け加えながら)

 

それから、クラブの終了まで、中学生たちはバスケをやって、小学生たちはキックベースをやりました。

 

(キックベースは、相手の判定にお互い何度も抗議したりしながらも、停滞することなく何十分も続いていきました。運動の苦手な子がライナーをキャッチしました!判定でもめてる時に5年生の子がうまくまとめていました。また、判定でもめていると言っても言い合ってる様子はみんな結構はりきってうれしそうでした)

そして、私は1時間30分のうちのほとんどを笑って過ごしました。

 

だって、とても見事だったんですもの。


(それから、話はかわって、今日NHKで放送された群馬県高崎市の小学校の『学び合い』の授業を観ました。子どもたちの姿はとても雄弁でした)