(今日の朝刊からの抜粋です)
・・・30年以上にわたって子どものサッカー指導を続けてきたNPO法人I・K・O市原アカデミー代表の池上正さんに聞いた。(共同通信編集委員・山田博)
実戦では練習したような場面はほとんどない。言われたとおりのことしかできない子が対応できないのは当たり前だ。
状況の変化に対応するには、子ども自身が自分の頭で考え、判断しなければならない。
実戦では仲間の位置を見てどこにパスするか、どんな強さならつながるか、瞬時に判断する力が求められる。
大事なのは、子どもが本当に楽しんでやっているかどうかなのだ。楽しければ子どもは真剣になるし、自分で工夫する。それがうまくいけば、ますます楽しくなる。仲間と考えたことが成功すれば最高だ。失敗したら別のやり方でやればいいという感覚も身につく。
子どもが自分で考えられるような環境を整えるのが大人の仕事だ。
私のところでは、学年の枠を外し、幼稚園から中学生まで一緒に練習する。相手の力を判断して、とりやすいパスを出す。小さな子どものことをちゃんと考えられる子ほどうまくなる。
(以上)
そういうことです。
ただ、「子ども」は「子どもたち」と認識すべきですが。