bunbunの記

カテゴリー クラブB&J、活動の様態、私的な事々、非日常的な、奇妙な偶然、その他

クラブB&J・・・(B安堵J)

 

小2:5名、小3:1名、小5:1名、小6:8名、中1:1名、中3:2名、計18名。

 

クラブの日には昼休みに体育館の鍵を借りに公民館へ行きます。

 

最近はこれをどうも忘れていけません。

 

今日なんか、新年最初のクラブということもあって、出勤時から昼休みの1時間前ぐらいまでの間に数回は、今日は昼休みに鍵を借りに行く日だぞと思ったのに(あー、それなのに)、昼休みになると弁当を食べてネットを見たりして過ごし、そして昼休みが終わってしばらくして、あ、しまった、と思い出すようなことなのです。

 

これは歳のせいだとしか言えません。

 

というわけで、あらかじめ公民館に電話をしておいて、定時には退勤して公民館に行き、鍵を受け取って隣の体育館に行くと、体育館の玄関前には、まだクラブの始まりまで30分もあるのに、小6の男の子と小6と小2の兄弟が待っていました。(雪が降っているという日なのに)

 

・・・・

 

クラブが始まる時間になると、みんなを集めることはせずに、「クラブの目標はこれだからね。では始めてください」と言いながら、『目標「みんな」の実現』と印刷したいつもの紙を見せました。

 

それから様子を見ていましたが、どうも面白くなかったので、みんなを集めて「なんだか、みんな遠慮しているようだけど、遠慮しないで思いっきりやってね」と話しました。

 

今日のクラブには、小6の女の子が4人いました。

 

その4人はミニバスクラブにも行っている子です。

 

そのうちの3人はバスケをして、ミニバスのクラブにその3人よりも数年遅れて行き始めた女の子は1人壁際に立って見ていました。

 

その女の子に近づいて「寒いでしょう。1人でやってもいいんだよ」と言うと、隣のコートに行って1人でバスケを始めましたが、すぐにやめて、立ったままでみんなの様子を眺めていました。

 

その子が立っているコートでは、小2の男女5人がサッカーをしていました。

 

私はその子たちに、なにげなく近づいて、「〇〇さん(立って見ている小6の女の子のこと)を誘ったらいいのに。つまらなそうにしているよ」と言いました。

 

でも、結局私は、その小2の男女うちの、かって何度も壁際で見ているだけの経験をしてきたある女の子にそのことを伝えたかったんだと思います。

 

その女の子のすぐ近くで「〇〇さん・・・」という言葉を私は発していました。

 

でも、その女の子は私の言葉に反応する様子はありませんでした。

 

その後も同じように、あちらではバスケ、こちらではサッカー、そして小6の女の子は立ったままという状態に変化はありませんでした。

 

これではいけない、もう1度みんなを集めた方が良いのか、などと考えながら、ふと見ると、サッカーを続けていた小2の男女がみんなで揃って、立っている小6の女の子のところに駆け寄っていました。

 

それから、その小6の女の子と小2の子どもたちとのサッカーのゲームが始まりました。

 

・・・・

 

そんなこんなの新年最初のクラブでしたが、そのクラブを終えて帰宅した私に、女房が話したことを書きます。

 

今日、女房は体育館の階下にある放課後学童保育で仕事をしていました。

 

夕方、私が体育館に行ったときに玄関で待っていた3人が、学童保育にも少し顔を出したのだそうです。

 

その3人に向かって、ある学童保育の指導員が言ったのだそうです。

 

「今日は、どうしたの?あ、バスケね」

 

今のクラブを始める前に私はミニバスクラブの低学年の指導をしていましたし、今のクラブにはそのミニバスクラブにも参加している子や、かって参加していた子などが結構来るので、バスケだけをやるクラブではないと知っている人でさえ、ついつい「バスケ」と言ってしまうのだと思います。

 

その指導員の言うことに対して、子供たちは答えたのだそうです。

 

「いいえ、バスケではありません。クラブB&Jです」と。

(それを聞いた私は、ちょっと、なんだか、安堵したり、うれしかったりしたという、とても個人的で、ささやかな思いの、お話しでした)