小1:1人、小2:5人、小3:9人、小4:4人、小6:2人、中3:1人、大人:1人、計:23人。
このクラブを始めてから、小学生だけで20人にもなったことは初めてだと思う。
今日も数人、初参加の子どもたちがいた。
初参加の子どもたちがいて、人数も多かったので、はじめに「時間いっぱい、みんなが思いっきり活動できる」ということを今日の目標にして、それをみんなに告げた。
やがて2~3人の子が壁際でカードを始めたので、しばらくしてみんなを集めて話をした。
「カードをしている子が悪いと言いたいのではない。「みんなが」という目標が達成できそうでないということ言いたいのだ」というようなことを話す。
その後は、それまで「しっかり」やっていた子たちさえも「ばらけて」しまったので、もう1度みんなを集めて話をする。
「自分たちでやっていくしかないんだよ」
すると、中3の男の子が言う。
「よし、みんなでドッジボールをやるか」
数人の子がそれにこたえる。
「えー、やだー」
しかし、それでも中3の子は集まった小学生たちを並ばせて、チーム分けを始める。
そうこうしているうちに、子どもたちがさらにそこに集まってくる。
集まってはわいわいがやがやとチーム分けをする中3の子に注文を付けている(ように見えた)。
ようやくチーム分けがすんで、ドッジボールのゲームが始まる。
中3の子は審判ということで、座って対戦を見ている。
小1から小6の全員によるドッジボールが続く。
子どもたちが夢中になってドッジボールをする姿をこれまで何度もこのクラブで見てきたが、今日のこのゲームの様子はまたそれとは違う雰囲気があった。
それは、自分たちによるある秩序のなかでのゲームとでもいうような、今思い返せば、子どもたちが少し大人びて見えるようなゲームだったと言えるのかもしれない。
クラブが終わって中3の子が私に話しかけてきた。
「あー、疲れたー」
「でも、いい味出してたじゃないか」