漫画家 小林よしのり の「天皇論」と「昭和天皇論」を読み、今は「新天皇論」を読んでいる。
目から鱗の本である。
私は10年前に戸籍係をやっていた。
戸籍に記載されている氏には今の漢字(通用字体)だけでなく昔の漢字(旧字体)が使われている。
「辺」に対して「邊」があるという具合に。
なんで昔の字というものがあるのだろうかと、子どもの頃から何となく奇妙に感じていた。
戸籍係になって調べてみたら、それには敗戦後のアメリカによる占領政策が大きくかかわっていたことを知った。
そのときも目から鱗だった。
その双方の、目から鱗体験には共通することがあると思う。
でも、書きたいことはそのことではない。
小林よしのりの天皇関連の本を読みながら強い印象を受けていることは最初に書いたとおりである。
そして今日、たまたまあるところで比較的近くから皇族のあるお方を拝見することとなった。
これは私にとって生まれて初めてのことであった。
よりによってこの時期に、この体験。
これはなかなか不思議なことであると、そっとここに記しておくのである。